ガイナ立ち

???お悩みですか!!

彼はFM中西の後輩・スギモト君。物心ついときからエンタメで育ってきたオタクで、マンガ・アニメ・音楽・芸能まで幅広くカバーしている。今日はいったい何をしに来たのだろう(ポーズはガイナ立ちをイメージ)

FM中西「びっくりした……スギモト、ずいぶん偉そうな登場だね」

スギモト「お疲れ様です。なんか浮かない表情してますね? どうしたんですか?」

FM中西「いや、アニメとかマンガに出てくるいろんなシーンあるじゃない? どんな名前があるのか調べたいんだけど、どうすればいいか悩んでて……」

スギモト「あー……」

ガイナ立ち
「ガイナ立ち」は、岡田斗司夫が創業し、かつて庵野秀明らも在籍したアニメ制作会社・ガイナックスが主に利用していた描写。キャラの後ろから腕を組んだロボットがせり上がってくるシーン”を用いた作品が多いことから、会社の名前をとって“ガイナ立ち”の名称で呼ばれている。ロボットがあって初めて成立するため、厳密にいうと写真のような立ち絵はガイナ立ちではない。なお、この描写は同社が製作を手がけた『新世紀エヴァンゲリオン』や、『トップをねらえ!』だけでなく、他社作品でもたびたびモチーフにされている。ちなみに、写真のように高所からこちらを見下ろすポーズに逆光が差すパターンを「ロム立ち」と呼ぶ。

勇者パース

スギモト「なるほどですね。ぶった切っていいですか?」

FM中西「え、怖。なんで? 何かあったの?」

剣先が少々ブレているが“勇者パース(サンライズ立ち)”を唐突に披露するスギモト

スギモト「いや、そんなん調べればいいし作品を見ればいい話じゃないですか(笑)。なんかイライラしちゃって(笑)」

FM中西「だからってなんでヘラヘラしてんだよ怖いよ」

勇者パース(サンライズ立ち)
「勇者パース」は、広義には剣を構えたポーズとアングルを意味するシーン名で、別名・サンライズ立ち。『機動戦士ガンダムシリーズ』を手がけるアニメ制作ブランド・サンライズのロボットアニメで頻繁に登場する構図。中でも、1990年~'98年に放送された『勇者シリーズ』において多く見られることから、“勇者パース”という呼び名が主流になっている。“パース”とは「遠近法」を意味しており、物体の距離や位置を調整することで被写体に変化をつけ、奥行きや空間を作る技法である。勇者パースでは剣先を画面いっぱいに近づけ、剣を下に構えることでパースの効果が生まれ、剣の全体が長く大きく見える。