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漫画・アニメ

『PUI PUI モルカー』はなぜヒットしたのか? パペットアニメだからこそ実現できた、リアルな3つの試み

SNSでの感想
『PUI PUI モルカー DRIVING SCHOOL』©見里朝希/PUI PUI モルカーDS製作委員会
目次
  • ①リアルな描写とデフォルメされたアニメ的表現の融合
  • ②スケール(縮尺)の遊び
  • ③感覚を刺激する身体性の強み
  • 最後に:不自由さや制約が生んだ『モルカー』の魅力

※本記事は『PUI PUI モルカー』『PUI PUI モルカー DRIVING SCHOOL』のネタバレを含みます。

 2022年10月8日からテレビ東京「イニミニマニモ」内ほかでアニメ『PUI PUI モルカー DRIVING SCHOOL』が放送中です。2021年1月からテレビ東京系「きんだーてれび」で放送された第1期に登場していたモルカーたちが引き続き登場。教習所に舞台を移動して、DRIVING SCHOOL編(以下、DS編)の今回もモルカーたちがドタバタとトラブルを引き起こしています。

『PUI PUI モルカー』(以下、モルカー)は、羊毛フェルトのパペットを使ったストップモーション・アニメ(パペット・アニメーション)という手法で制作されています。一部の熱狂的な支持者を得るようなアート系アニメに収まらず、第1期の放送時からSNSを中心に反響を呼び、国内外で注目される作品となった『モルカー』ですが、他のアニメにはあまり見られない試みがいくつか散見される作品であることをご存じでしょうか?この記事では、前作と今作とで一貫して見られるユニークな取り組みを3点取り上げ、パペットを使ったアニメだからこそできた、その表現の魅力を考察していきます。

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