くまモンのサービス精神が爆発! 何度もステージをこなしつつ、屋外にも登場
そのほかにも、「くまもとダーツの旅」やくまモンダンスメドレーなどの楽しい企画が満載。くまもとダーツの旅では、くまモン自身がダーツとなって熊本県の地図から町をピックアップ。そこで繰り広げられる祭りを紹介しながら、山鹿灯籠まつりやサンバおてもやんなどを踊ってみせた。
「くまもとサプライズ くまモン体操」のダンスのときには会場内にメッセージラリーボールが回された。くまモンからのメッセージ、くまモンへのメッセージが書かれたボールが客席を舞う。ファンの手から手へと飛んだボールは最後、くまモンががっちり受け取る。
ハグやハイタッチができない中、なんとかファンとの距離を縮めたい、相互のやりとりをしたいという気持ちが伝わってくる。
メインステージ合間に繰り広げられたサプライズステージでも、協賛社とのコラボあり、地元の子どもたちと一緒に踊ったりと盛りだくさん。「来てくれたすべての人たちを楽しませたい」と一生懸命考えたくまモンの気持ちが想像できる。「こんなに長い時間、みんなの前に出てきてくれてうれしい」というファンの声が多数聞かれた。
しかもその合間に、屋外のフードコーナーにも何度も登場。1軒1軒のキッチンカーを回り、お店の人との軽妙なやりとりで集まったファンを笑わせた。「もうじきステージが始まる」と走ってアリーナに向かうシーンも。
その背中を見ているうち、「くまモンは、どこまで頑張るんだろう」と、しみじみ感じた。存在自体が人の心を癒やし、和ませる、とてつもないエンターテイナーであることを、本人は自覚しているのだろうか。いや、彼はいつもひたすら一生懸命なだけで、そこに一切の計算はないのだろう。だから人の心を打つ。