朝ドラ『舞いあがれ!』の第21週(2月20日〜24日放送)で、ヒロイン・舞(福原遥)と幼なじみの貴司(赤楚衛二)が結婚した。「大事な友達と、大事な友達が、家族になりました。めっちゃうれしくて、ちょっと、さみしいです」。もう1人の幼なじみ久留美(山下美月)のこの台詞が泣けて、よい朝ドラだとしみじみする。ささやかな人たちがささやかに歩む。それが人生だと思えるのだ。だけど、このところ、見るたびに気になることがある。20週から登場した毎報新聞記者・御園純(山口紗弥加)の言葉遣いだ。
24日放送では、オープンファクトリーの打ち上げが描かれた。舞が中心に企画して、大成功、町工場のおじさんたちに舞は「次はもっとパワーアップしたオープンファクトリーやりませんか?」と提案した。その横にいたのが、御園。「次回は準備から取材させて」と舞に言っていた。御園さん、やっぱりそうだよねー、と気になってしょうがない。
何を隠そう、ということもないが、私は元新聞記者だ。朝ドラが大好きで『朝ドラには働く女子の本音が詰まってる』という本も出版したのだが、その前は新聞社に30年近く勤めていた。だから御園が登場したときから注目していたのだが、「タメ口」連発の取材ぶりにちょっと困っている。