アキとハルでいたら、自然に出てきたアドリブの数々

──友人たちからも「あのふたりってなんかいいよね」といわれる自然な“ゼロ距離感”のアキとハルですが、劇中でふざけ合うところやテンポのいい会話もアドリブなのかな?と思いながら楽しく拝見しました。掛け合いなどは事前に相談されたのですか? 

赤澤 わりとその場その場でやってみた感じですね。川野(浩司)監督がふたりの空気感を大切にするためにたくさん提案してくれて、僕らを遊ばせてくれていました。

高橋 事前に打ち合わせしたら、もはやアドリブじゃなくなりますからね。テストでアドリブをやってみて「こういう感じで来る」となったら本番でもそれをやるっていう流れだったかな。いつも勢いでやっているので、そのシーンの延長をやっている感覚でアキとハルとして生きていれば、その場でもっと何か出るんじゃないかなという感覚でした。

高橋健介さん 撮影/松嶋愛

赤澤 健介さんはどんなアドリブも引っ張ってくれるんですけど、中でも僕が「やっぱ健介さんすげぇ!」って思ったシーンがあるんです。

 アキがメロンチューハイにのっているアイスを食べているところをハルに見つかって、それをごまかすために「あ、ペンギン課長(劇中に出てくるぬいぐるみ)!」 っていうアドリブを投げたら、僕の頭の中で「健介さんにこう来てほしい」と思っていた以上のものを返してくれたんです。そういう「あうん」の呼吸みたいなものが今回の現場で何度も感じたので、嬉しかったですね。

高橋 太郎とのもともとの関係値があるっていうのもありますが、ほかのキャストの方とだったら、もしかしたら出なかった部分があるかもしれないです。