人間とともに社会で生きる猫たちの姿を、一歩一歩あゆむように伝える連載「猫の道フミフミ」。第6回は猫専門の本屋さんで“書店員”として働く3匹を紹介します。
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東京・三軒茶屋の猫本専門書店「Cat's Meow Books」は住宅街の一軒家だけあって、とてもアットホームな雰囲気。店主の安村正也さんのこだわりで、妥協のない品ぞろえを誇る専門店です。
ここにはもう何度も訪れていますが、この数か月の間に大きな変化があったそうです。2017年の開店時から、保護猫出身の“猫書店員さん”たちが店内で猫らしく気ままに過ごすだけ、という究極の接客をしているのですが、そこにちょっと体格のいい新人が2匹現れたのです。その様子をレポートすべく、お邪魔してきました。

たくさんの猫本に囲まれている黒猫は窓際が好きな「さつき」 撮影/南幅俊輔

こちらが体格のいい2匹。「なつめ」(左)と「あおい」(右) 撮影/南幅俊輔

本棚のいちばん上、猫のための通路を移動するなつめ 撮影/南幅俊輔

奥のスペースで猫書店員たちが過ごしています 撮影/南幅俊輔