「自分と違う」を否定せず受け入れるギャルのマインド

──たしかに周りに肯定してくれる人がいるのは大きいですよね。

「そうですね。ギャルマインドを持ってる人って、何でも褒(ほ)め合うんですよ。超ポジティブだから

──他人を否定しない姿勢って、すっごい素敵ですよね。

「そう、前提としてギャルって各々が自分の理想像はちゃんと持ってるんです。そのうえで“他人の理想像を否定するのは違う”ってことを、みんなわかってるっていうか。だから“こういうのよくない?”って、安心して自分が好きなものをシェアできるんですよね」

──だから伸び伸びできるんですよね。「こういうの好きっていったら引かれちゃうかも」ってビビって言えないこともありますもん。

「そうそう。ギャルは何でも肯定してくれるんですよ。絶対“え、何それ超かわいい”とか“今度一緒にそのアクセ付けようよ~”っていう話になるんで(笑)。

 ギャルはみんな"完璧"になりたいので、自分と違う意見をシャットアウトするんじゃなくて、取り入れて成長していくという姿勢なんだと思います」

──肯定が連鎖することで、コミュニティにいるみんなの自己肯定感が上がっていくわけですよね。

「そうですね。こういうコミュニケーションが普通になると、もともとネガティブな人間でも自信がついていくから、みんながポジティブになれるんですよ」

──そういえば、うさたにパイセンさんは「肌が荒れちゃった」とか「体重が増えちゃった」とか、言いにくそうなことも発信しまくってます。つらいことをポジティブに昇華しているのも素敵だなぁ、と。

「実際、肌荒れがひどかった時期とか、めっちゃつらくて。でも“ネガティブな思い出も自虐ネタにしちゃえばいいんじゃね?”って

 やっぱ、しんどいことがあったら周りから“大丈夫?”とか心配されるじゃないですか。そしたら自分もみんなも暗くなると思うんですよね。

 でも先に自分から話のネタにしちゃえば、みんな笑ってくれるんですよ。同じ出来事でも、捉え方次第でポジティブにできるんですよね