令和元年(2019年)に結成された4人組ガールズユニット『@onefive(ワンファイブ)』は、小学生のときから一緒に芸能活動を続けてきたGUMI、KANO、MOMO、SOYOからなるグループ。そのグループ名には、結成時の年齢が全員15歳、一期一会を大切に、そして「@」には、“私たちから”、“今この場所から”という意味が込められているそう。
2月2日に初のアルバム『1518』(イチゴイチエ)をリリースし、リード曲『Lalala Lucky』のミュージックビデオは、公開から2週間足らずで視聴回数が31万回を突破。2月20日と3月6日には、そのアルバムを引っさげた有観客ライブ『@onefive 1st LIVE-1518-』の開催が予定されているなど、目が離せない4人に初インタビューを決行!
「アルバムを出すことは、大きな目標でした」と、キラキラした表情で語ってくれた4人の仲良しエピソードや、楽曲のセルフプロデュースを経験して変わったアーティストとしての意識、デビューから今までを振り返って成長した部分などをたっぷり聞きました。
初アルバムは、デビューから今までの変化に注目を
──まずは、アルバムリリースおめでとうございます!
4人「ありがとうございます!!」
MOMO「デビューしたときから、“いつかアルバムを出す!”ということが目標のひとつだったので、すごくうれしいです。アーティストとして、アルバムを出すことは、ひとつの区切りだと思っていて。ここから、また新しいステップに進めるんだなぁと感じています」
──特に注目してほしいポイントはありますか? どれも推したい曲ばかりだと思うのですが……。
KANO「そうなんです(笑)。どの楽曲もたくさんの時間をかけて作ってきたものなので、全部が思い出深くて……」
GUMI「可愛いやカッコいいだけじゃなく、大人っぽいとか、さまざまな雰囲気の楽曲が入っているので、私たち@onefiveのいろいろな面を感じてもらえるかなと思います」
SOYO「デビュー曲『Pinky Promise』のレコーディング映像(スペシャル盤に収録)を見ると、自分でも“成長したなぁ”って思うんです。レコーディング当時は中3で、歌い方も見た目も、今とは全然違っていて」
GUMI「髪形がだいぶ変わったし、眼鏡もしてたもんね」
SOYO「そう。ちょっと恥ずかしい(笑)」
KANO「デビュー曲とほかのアルバム収録曲を聴き比べると、“本当に同一人物!?”ってなるくらい、変化があると思います。声も、歌い方も。その違いも楽しんでもらえたらうれしいです」
MOMO「タイトル曲の『1518』では、初めて作詞をさせていただきました。この曲は、ライブの最後に歌いたくて、“いい思い出になってくれたらいいな”という思いで作りました。ファンのみなさんへの気持ちをたくさん詰め込んでいるので、歌詞カードを見ながら聴いてほしいです」
──作詞だけでなく、昨年11月にはデジタルシングル『Underground』で、振りつけやビジュアル面のセルフプロデュースを経験されました。
KANO「初めてのセルフプロデュース作品です。小さいときから振りつけをしてみたいなと思っていたので、実現できたことが本当にうれしかった。同時に、難しさも知ることができました」
SOYO「コロナ禍ということもあり、オンラインでの話し合いを重ねました。これまでは4人で電話をする機会もあまりなかったので、それも楽しくて」
KANO「活動を始めてから、会わない時間のほうが少なかったもんね」
SOYO「ご飯を食べながらとか、お風呂に入っているときも、(オンライン通話を)ずっとつないだままだったり(笑)」
KANO「“ジャー”って、水を流す音とか聞こえたりして!(笑)」
セルフプロデュースが成長と新たな発見につながった
SOYO「自分から楽曲などに関するアイデアを出すことは、あまりしたことがなかったので、いい経験になりました」
GUMI「私もSOYOと一緒で、曲の世界観だったりとか、こんな場所で撮影したいとか、自分の意見を言うことは、ほとんどしてこなかったんです。“否定されたらどうしよう”って考えてしまって、少し怖かったというか。でも、自分から言わないと何も叶(かな)えることができないとわかって、積極的に発言するようになりました」
──成長するきっかけになったんですね。
GUMI「はい! スタッフさんたちに思いをしっかり伝えたことで、私たちがやりたかった『Underground』を作ることができたので、すごくよかったなって。またこうやって、振りつけや衣装、コンセプトすべてをプロデュースする機会があったらいいなと思います」
MOMO「私は、衣装やヘアメイクなどを考えるのが楽しかったです。レコーディング中に、“こんな衣装だったら可愛いな”って思いながら落書きしたりして(笑)。そのときに描いたことが実現したことはうれしかったですし、今回のアルバム『1518』でも、“衣装は色違いにしてみる?”とか、アイデアを出しました」
──ビジュアル面でのインスピレーションは、どんな場面で受けることが多いですか?
MOMO「お休みの日に母と出かけて、リーズナブルなブランドからハイブランドまで、それぞれが持つ世界観を見るようにしています。お洋服選びやメイクは私の大好きなことなので、それがお仕事に生かせるのはうれしいなって」
──制作の過程で、自分たちより年上のスタッフさんや周りの大人の方々に意見を伝えることは、難しくなかったですか?
GUMI「自分たちがやりたいことを叶えたいと強く思っていたので、私たち側から、ミーティングの場を設けてもらえるようお願いしたんです。笑いあり、涙ありの大ミーティングでした(笑)」
KANO「これまでは内に秘めちゃうことが多かったけど、“変われるチャンスだな”と、思い切って伝えました。“これからは自分の軸をもっと強く持っていこう”って思えたし、セルフプロデュースを経験したことで4人の仲がさらに深まって、メンバーの新しい魅力を発見することもできました」
──みなさん、お互いをリスペクトし合っている感じが、こちらにもすごく伝わってきます。
4人「わ〜うれしい〜!!」
──小学生のころから、(成長期限定ユニット『さくら学院』の一員として)一緒に活動をしてきたみなさんですが、4人ならではの忘れられないエピソードはありますか?
MOMO「@onefiveとして活動することが決まってから、事務所の近くにあったサイゼリヤに4人で集合して、“これからどうしていこうか”って話し合ったことがすごく思い出深いです。やりたいこともどんどん浮かんできたし、あのときの“希望しか見えない”っていうワクワクした気持ちは、ずっと忘れたくないなって」
KANO「私たちの思い出のスポットだよね。始まりの場所!」
MOMO「そう。でも、そのサイゼリヤ、つぶれちゃって……」
──それは残念!
MOMO「なので、早く第2の場所を見つけたいです(笑)」
SOYO「私が今でも忘れられないのは、初めてのお披露目の日です。中3の10月くらいだったんですけど、さくら学院で活動していたころは私、眼鏡をかけていて。そのお披露目で、@onefiveの衣装を着て登場して、眼鏡をバッと脱ぎ捨てて」
GUMI「なんかカッコいい!」
KANO「“脱ぎ捨てる”っていいよね(笑)」
SOYO「“これからはこの4人で活動していくんだ”って、新たな一歩を踏み出した気がしましたね」
有観客ライブで「ファンの方にやっと恩返しができる」
──そもそも、@onefiveを結成すると知ったのはどんなシチュエーションで?
KANO「いつものレッスンが終わったあとに、4人だけ呼び出されたんです。最初は、“何!? 私たち怒られる?”って思って」
MOMO「うん、ドキドキしちゃった」
KANO「“なんか悪いことやった?”って聞き合ったりしたよね」
SOYO「“ヤバい、なんだろう〜”って」
──変な緊張感が(笑)。
KANO「そしたら、“この4人でグループを立ち上げようと思います”って言われたんだよね。SOYOも言っていたけど、私たちの初のお披露目は、さくら学院のライブだったんです。制服を着た状態でステージから降りて、『Pinky Promise』のイントロが流れて、新しい衣装に着替えた私たちが登場して。その瞬間の、お客さんの歓声が本当にすごかったんですよ」
GUMI「そうだったよね。今でも覚えてる」
KANO「新たな私たちを見せられるっていうワクワクしている気持ちと、期待に応えなきゃっていうドキドキと。なんか、変な鳥肌が立っちゃいました(笑)」
──そして今月20日には大阪・梅田、3月6日には東京・渋谷でライブが開催されます。初めての有観客ライブ、楽しみですね!
MOMO「はい! どういうステージを作っていこうかって、いろいろ準備をしています! みなさんの反応が楽しみでもあり不安でもあり……。“来てよかった!”って思ってもらえるような時間にしたいです」
GUMI「デビューしてからコロナ禍での活動が多く、会えない間は、ファンの方からの手紙やSNSでのメッセージに勇気づけられることばかりで。やっとその恩返しができる、という気持ちでいっぱいです。ライブに来てくださる方には、その時間だけでも嫌なことを忘れて楽しんでもらえるように頑張りたいです!」
SOYO「チケットも夜公演がすぐにソールドアウトになったと聞いて、とってもうれしくなりました。私の地元である大阪公演には、家族や友達も来てくれるみたいで。このライブを成功させて、もっともっとたくさんの人に@onefiveを知ってもらって、好きになってもらいたいですね」
KANO「@onefiveを見に来てくださる方がたくさんいるということが、本当に恵まれてるなって思います。期待していてほしいですし、このライブでしかやらないことも準備しているので、1分1秒も瞬きしないくらいの勢いで楽しんでもらいたいです!」
SOYO「(笑)。絶対、見逃さないでください!」
(取材・文/高橋もも子)
公演日:2022年2月20日(日) / 会場:梅田クラブクアトロ
1回目:14:15開場、15:00開演 チケット一般発売中!
2回目:18:15開場、19:00開演 Sold out
公演日:2022年3月6日(日) / 会場:渋谷クラブクアトロ
1回目:14:15開場、15:00開演 2月26日(土)
2回目:18:15開場、19:00開演 Sold out
詳しいチケット情報はこちら→https://eplus.jp/sf/detail/3293110001
◎アルバム『1518』デジタル配信中! URL:https://amuse-inc.lnk.to/1518PR
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