ペットボトル、石油ストーブを使って工夫を
「オール電化だったので、4日間サバイバル生活でした。カセットコンロとガスボンベは絶対に必要ですよ」(宮城県・62歳)
災害は時季を選ばない。寒い季節に電気もガスも止まってしまったという経験者たちが役に立ったというのが石油ストーブ。
「反射式の石油ストーブがあってよかった。暖がとれるだけでなくストーブの上に鍋を置いて雪を解かしてトイレの水に使ったり、インスタントラーメン、パウチカレー、冷麺を食べられました」(宮城県・29歳)
電気が止まれば夜は真っ暗。怖がって泣き出す子も。
「100円均一のLEDライトはリーズナブルで便利。移動のときだけでなく、ライトの上にペットボトルを置くと部屋が明るくなり立派な光源になります」(北海道・55歳)
『用意しておかなくて困った』の第7位に入っているのが、トイレの問題。
「地震の瞬間とっさにお風呂に水をためました。断水したときのトイレ用です。トイレがきれいに使えたのでとても助かりました」(宮城県・53歳)
お風呂の水は入れ替える直前まで流さずにためておくのは、常識になりつつある。
「普段は使っていませんが、高齢の母のために紙おむつを用意してありました。避難所はトイレが混んで間に合わないことがあるため、それをはいてもらっていましたが、母も安心していたようです。結構間に合わなくて、恥ずかしい思いをされる高齢者がいます」(福島県・55歳)
子ども用、そして大人用の紙おむつだけでなく、女性たちみんなが用意しておきたいのが紙ショーツ。
「何日も下着を替えられないと、デリケートゾーンがかゆくなったりして、本当に憂鬱になりました。そんなときに友達が分けてくれた100円均一で買った旅行用の紙ショーツが便利でした」(熊本県・43歳)
「下着を汚さないために、おりものシートは便利でした」(大阪府・28歳)