そんな震災被災者の声を受け、防災グッズのプロ2人が、おすすめ商品を厳選してくれた。さっそく見ていこう。
防災の常識もグッズも毎年変わっています
アドバイザー/伴 茜音さん
東急ハンズ池袋店4階 防災グッズ売り場担当
最近注目されているのが、手回しやソーラーで発電でき、照明、ラジオ、スマホの充電も可能な多機能モデル。
「停電用に懐中電灯を用意されますが、照明機能だけですし、電池がなければ使えません。多機能な照明はいろんな場面で役に立つはずです。また、非常食もおいしいものが出ています。防災グッズは進化し続けているんです」と伴茜音さん。
準備できていると安心しないで新しい防災グッズのチェックもこまめにしておこう。
非常食は長期保存できるものを
アドバイザー/平井敬也さん
防災専門店「SEI SHOP(セイショップ)」プロデューサー/防災士
「備蓄の考え方は、もしものときにはさまざまな物資が手に入りにくくなるため、事前の備えが重要になるということです。例えば食料ですが、長く保存できるといっても3年や5年はあっという間に過ぎてしまいます。ですから賞味期限切れによる入れ替えや管理が面倒な非常食や保存水は、できるだけ長期保存できるものが望ましい」と平井さん。
また、「防災グッズはいつ災害が起こるかわからないので、日常でも災害時でも使えるものがおすすめですね」
ここからは、お2人がイチオシする防災グッズだちを一挙紹介!
●ミネラル成分豊富な活きた水
『IZAMESHI 7年保存水』
島根県金城町の自然が育んだ天然水を、非加熱のままボトリング。不純物がないから7年という長期保存が可能。
2L300円、500ml150円(税抜) 問い合わせ:東京ハンズ池袋店
『カムイワッカ麗水 15年保存水』
羊蹄山麓から湧き出す自然水は神の水として知られる名水。すっきりとした飲み口で、淡い甘みが特徴。15年間味は落ちない。
500ml(24本/箱)8000円 2L6本セット4500円(税抜) 問い合わせ:セイショップ
●非常時だから、おいしい食事を
25年超・長期保存食『サバイバル(R)フーズ』
長期保存食のパイオニアであるセイエンタプライズが1978年から販売するロングセラーで、製造委託先の永谷園の国内工場で作られている。簡単調理で、栄養バランスのよい、おいしい料理が食べられる。賞味期限は25年。メニューはクラッカー、チキンシチュー、野菜シチュー、洋風とり雑炊、洋風えび雑炊。
小缶(2.5食入り)2400~3000円、大缶(10食入り)4000~8500円 (税抜) 問い合わせ:セイショップ
プレーン、チョコ、メープル味『缶de ボローニャ』
京都・祇園で大人気の「ボローニャ」のデニッシュ食パンのおいしさをそのまま缶詰に。美味しい非常食として数々の賞を受賞。保存期間は3年。
2個入り421円(税抜)問い合わせ:東急ハンズ池袋店
●今治タオルの老舗が織った濡れタオル
『火災避難用水タオルいまばりレスキュータオル』
防腐剤や消毒用薬品を使用しないで、タオルと精製水だけを使用した気持ちよく使える濡れタオル。火災時には口や鼻を覆ったり、断水時には身体をふくこともできる。
500円(税抜) 問い合わせ:セイショップ