グルメ部門

★完売続出は、生ジョッキ缶

 自宅で生ビールのような泡が楽しめる生ジョッキ缶。フタを全開にすると、白くてモコモコの泡が盛り上がり、気分もアゲアゲ。人気爆発で発売日に売り切れも納得。

「再販を待ってコンビニで大量入手しました」(50代)

生ジョッキ缶

★ハマったのは、ピスタチオ味

 今年のナッツといえば、ピスタチオ! 大豆に似たコク、爽やかな風味とわずかな酸味が新鮮。さまざまなピスタチオ味スイーツが登場し、ブームになった。

「成城石井のピスタチオスプレッドは一時、品薄状態でした」(40代)

★安くて助かるのは、業務スーパー

 過去の最高売上高を叩き出した業スー。自社開発のPB商品を中心に、多くて安くてコスパ抜群! 売れ筋1位は5食入りの冷凍讃岐うどんだったとか。

「(コロナ禍で)家族に1日3食作ったので、うどんは重宝しました」(30代)

左から、成城石井のピスタチオスプレッド、冷凍讃岐うどん

★買い物難民に売れたのは、ミールキット

 家族の食事を毎日3食作るのは限界! そんな主婦の悲鳴に応えるミールキット市場が超拡大。下準備ずみの食材とレシピのセットがあれば、家族の献立に頭を悩ませる必要なし。

「生協で毎週3~4種類のミールキットを頼んでます。楽ですよ」(40代)

★ダイエットなら、オートミール米化

「オートミール=米化して食べるもの」。ダイエッターにはすでに常識。水を入れてレンチンで米のようにするテクで、大容量のオートミールもバカ売れ!

「チャーハンやリゾット風にすれば初心者でもいけますよ」(編集部・実用班記者)

★調理家電は『バルミューダトースター』

 トースト、クロワッサンなどパンの種類に応じて5つのモードで焼き上げる。スチームテクノロジーと温度制御によって再現する窯から出したばかりのような味わいがウリ。

「こちらも高価ですが、その価値アリと売れています」(ヤフー広報・秋澤さん)

★映えスイーツは、マリトッツォ

 カルディでの販売から火が付いたマリトッツォ。生クリームを贅沢に挟んだスイーツパンで、見た目のボリュームに比して食感は軽め。大人から子どもにまで愛された。

「今年のスイーツは全体に生クリームたっぷりでした」(編集部・実用班記者)

(上)バルミューダトースター(下)マリトッツォ

★贈答品は、シャインマスカット

 スイーツなどにも多く使用されたが、1房の価格が2000円程度する高級フルーツ。糖度が高くて種もなく、皮ごと食べられる手軽さで贈答品にも喜ばれた。

「高級ですが冷蔵庫にあると気持ちが豊かになりました」(60代)

★昭和ブームの影響は、町中華・純喫茶

 昭和の町には、昔ながらの個人経営の中華食堂や、昼でも薄暗い純喫茶があったもの。昭和な気分に浸れる町中華・純喫茶に令和のいま、脚光が!

「若者がクリームソーダで映える写真を撮っていて微笑ましかった」(50代)

(取材・文/ガンガーラ田津美)