思わず誰かにLINEしたくなる、おもしろ雑学を紹介。今回は、「毛布の正しい使い方」について。29歳独男記者が日常の疑問を解決!

【Q】上に掛ける? 下に敷く? 毛布の正しい使い方は?

【A】毛布を掛けるときは素材で使い分けを。床からの冷え対策には下に敷くのがおすすめ
(株式会社篠原化学 上級睡眠健康指導士 加賀照虎さん)

 いつもの寝具に毛布をプラスしても寒くて……。寒いなかでもぐっすり眠るには、毛布をどのように使えばいいのだろうか。

 上級睡眠健康指導士の加賀照虎さんによると、

「布団の中の温度が33度、湿度が50%になっているのが快眠のためのベストな環境です」とのこと。

 そのためには、毛布を状況に合わせて使い、布団内の環境を調整することが大切だ。

「毛布を掛けるときは、掛け布団と毛布のうち保温力が高いほうを内側にするのが効率的です。保温力の高い“羽毛布団”の内側に“毛布”を入れても、そのぶん暖かくなるわけではないんです。“羽毛”の掛け布団であれば毛布は外側に、“綿”の掛け布団であれば毛布は内側に、と使い分けるのがおすすめです」(加賀さん、以下同)

 ただし、毛布の素材には注意が必要。アクリルやポリエステルなどの化繊でできた毛布は、保温性は高いが吸湿性が低く、内側に掛けると蒸れてしまい睡眠の質を下げるおそれがある。特に、暑がりな人や更年期で汗が出やすい人などは避けたほうが無難。

 また、毛布は下に敷いてもいい。

「マットレスを敷いていても、厚みの薄いものや通気性のいい素材だと床冷えしてしまうことがあります。そんなときは、毛布を下に敷くと保温効果で下からの冷気を防ぎ、暖かく眠ることができます」

 便利な毛布も使い方次第。適切に活用して快適な睡眠ライフを手に入れよう。