思わず誰かにLINEしたくなる、おもしろ雑学を紹介。今回は「道につばや痰を吐く男の人」と「最近増えている“微アル”飲料」について。29歳独男記者が日常の疑問を解決!
【Q】道につばや痰を吐くのはどうして男の人が多いの?
【A】手を洗いたくなる心理に近い不潔恐怖があるから。喫煙やモラルの低さも原因
(ゆうメンタルクリニック代表・精神科医のゆうきゆうさん)
街中の路上でつばや痰(たん)を吐く人をしばしば見かけるが、目にするのは男性ばかりのように思われる。吐きたくなる心理とは一体どのようなものなのだろうか。
精神科医のゆうきゆうさんによると、「つばや痰を吐くのは潔癖症的なもので、不潔に対する恐怖感からだと考えられます。口の中につばをためておくことが汚いと感じ、出したくなるのです。不潔恐怖という、手を洗いたくなる心理と同じものが原因です」とのこと。
つばを吐くことを汚いと思っていないわけではなく、つばが汚いからこそ吐いているのだ。
「潔癖症の人は、ストレスがたまりやすかったり神経質になりやすいタイプなので、日常生活においても神経質だったりイライラしやすい部分があります。そのため、気になって吐きたくて仕方がなくなってしまうのでしょう」(ゆうきさん、以下同)
さらに喫煙も原因だという。
「喫煙者は、喫煙によってのどの粘膜にダメージがたまり、つばや痰が出やすくなっています」
特に、喫煙者は喫煙の影響でドーパミンが出にくく、神経質になりやすい傾向がある。
「男性ばかりが痰などを吐くのを見かけるのは、男女の喫煙率の差もありますが、女性に比べて社会性が低く、マナーを守る意識が弱い男性が多くいるためだと思われます」
コロナ禍の今は特に迷惑千万な行為。どんな理由であっても勘弁してもらいたいものだ。
【Q】最近増えている“微アル”飲料。肝心の味はどうなの?
【A】ビールとほぼ変わらないうまみ。お酒を炭酸水感覚で楽しめます
(アサヒビール株式会社マーケティング本部新価値創造推進部 担当副部長の福冨貴之さん)
お酒は好きだけど、毎日飲むのは健康にどうなの? そこで気になるのが“微アル”。
今年6月から全国展開し、微アル飲料の先駆けとなったアルコール度数0.5%の微アルコールビールテイスト飲料「アサヒ ビアリー」を製造しているアサヒビール株式会社の福冨さんに詳しい話を聞いた。
「近年では世界的に健康志向が高まっており、ロー・ノンアルコールの需要が増しています。お酒は飲めるがあえて飲まないという人も増えてきており、コロナ禍の影響もあって人々のお酒との付き合い方が変化、より多様な飲み方ができるよう新しく商品化しました」
例えば、微アルがあれば、あまりお酒が強くない人でも“とりあえずビール”の場面で無理せず楽しく飲むことができる。ほかにも、日常で“ながら飲み”をしたり、健康を意識してアルコール量を抑えたりなど、飲み方のバリエーションが広がるのだ。
肝心の味はどうなのか。
「『アサヒ ビアリー』は、通常のビールと同じ製法でつくられたベースのビールから、特有の香気成分を残しつつアルコール分を抜いてつくっています。そのため、ビール味のフレーバーを調合し炭酸を加えたノンアルコールビールと比べて、ビール特有のうまみとコクが感じられる本格的な味わいです」(福冨さん)
飲んでみると、思った以上にビール感がしっかりあるが、後味さわやか。
売り上げも好調のため、ハイボールの微アル商品も発売されている。状況や体調で選べるお酒が増えて、酒好きにも朗報!