思わず誰かにLINEしたくなる、おもしろ雑学を紹介。今回は、「フィギュアスケートのペアとアイスダンス」について。29歳独男記者が日常の疑問を解決!
【Q】フィギュアスケートの「ペア」と「アイスダンス」どちらもカップルで滑るけど何が違うの?
【A】ペアはアクロバティックでスポーティーな技、アイスダンスは芸術的な表現が特徴です
(ライターの長谷川仁美さん)
高橋大輔選手が男子シングルから転向し、一躍、注目を集める「アイスダンス」。フィギュアスケートには同じようにカップルで滑る「ペア」もあるが、どのような違いがあるのだろう。
フィギュアスケートに詳しいライターの長谷川仁美さんによると、
「アイスダンスは“氷上の社交ダンス”とも呼ばれ、華やかな衣装で、カップル同士の息の合った芸術的な演技が特徴です。対して、ペアはアクロバティックでダイナミックな技が魅力です」
とのこと。
例えば、ペアには男性が女性を斜め上方向に投げる“スロージャンプ”や、男性が女性を頭上に持ち上げて演技をする“リフト”などの技がある。シングルでの技をベースに、カップル技も行うのがペアなのだ。
一方、アイスダンスでもリフトはあるが、基本的に、ペアのように頭上までは上げず、ジャンプもしない。いかに美しく滑るかが重要なため、スケート靴もシングルやペアのものよりも刃が短く動きやすくなっているなどの違いがある。
「アイスダンスでは、プログラムの中で作品として何を表現したいのか、ということがいちばん大切です。音楽や芸術性のある振り付け、ドレッシーな衣装やキャラクターなどを通して、いかに作品をうまく伝えられるかを競う芸術性の高い競技です」(長谷川さん)
18日から始まった四大陸フィギュアスケート選手権や2月の北京五輪では、アイスダンスとペア、それぞれの見どころを押さえて楽しく観戦したい。