佐々木美玲も中村氏も「ポジティブシンキング」
──ラジオでは、「役づくりに悩んだ結果、中村氏は素の自分に近いキャラクターになった」とおっしゃっていました。中村氏のどんな面がご自身に近しいと感じていらっしゃいますか?
明るいところですかね。私もよく周りから「天真爛漫」と言われるので、そういうところも中村氏と近しいのかな、と思います。ただ中村氏っていつもテンション高いんですよね。リアルの佐々木美玲はニュートラルなときもあるので、私がテンションMAXの瞬間が中村氏の通常運転のような気がしました。だから最初は中村氏のテンションに持っていくのが大変で(苦笑)。
──高いテンションのままキープすると、疲れてしまう?
体力より「気力」を使っているような感覚がありました。でも撮影が進むごとにそれが普通になってきて、むしろ「毎日こんなハッピーでいられる中村氏っていいな」と感じるようになっていました。
──『ぴーすおぶけーき』放送が発表されたとき、佐々木さんを応援しているファンの方が引用リツイートで「みーぱん、中村氏は素で演じられるのでは」「役づくり要らなさそう」とおっしゃっていました。
「私ってそんなふうに見えているんだ!」って感じました。自分の姿を客観的に受け止めることは難しいから、「どう見えているのかな」と気になっても、なかなか自分から確認することはできなくて。でも私がテンションMAXになっているところをご覧になって、中村氏と結びつけてくださったんですよね。よく見てくださっていて、うれしいです。
──来年1月の舞台化に際して「アフタートークで観客のお悩みが解決されるかもしれない」という予告がありました。目の前で繰り広げられる悩みに、中村氏としてどんなふうに向き合おうと考えていらっしゃいますか?
中村氏はポジティブ思考だから、明るく前向きに解決したいですよね。どうやって解決に導くか、というより「こういう気持ちで受け取ったらいいんじゃないかな」ってポジティブシンキングをお伝えできれば。
──佐々木さんご自身は、どのように悩み相談に応じますか? 中村氏のように悩みに向き合うスタンスをお伝えするのか、それとも論理的にアドバイスするのか、どちらでしょうか?
論理的ではないので、中村氏寄りかもしれないですね。「ノリでいっちゃおう!」っていう感覚派なので(苦笑)。グループ(日向坂46)には後輩が多いから、自分の経験談をもとに「こういうことがあったから大丈夫だよ」「気にしちゃダメだよ」ってポジティブに励ますことが多いですね。