双子の夜泣きには“二刀乳”で対応! 大好きなお酒を断ち、スイーツにハマる

──さらには、50歳を超えてイクメンに。笑って泣ける子育て奮闘記『育爺。』(講談社刊)を出版されたときも話題になりましたが、やはり生活が一変したようですね。

女を口説くためのバラードは、気づけば子どもをあやすための子守歌に(笑)。老体にムチ打っての育児も、もちろん責任や大変なことはたくさんあるけれど、わりと楽しかったですよ。長女が赤ちゃんのころは、俺が夜泣き担当。ミュージシャンは夜が得意だから(笑)、曲を作りながら寝かしつけたりね。 3時間おきにミルクをあげて、ゲップを吐かせて、“あ、愉快だね”という感じだった。

 ところが双子も生まれたとなると、また変わってくるんだよね。1人が泣き始めてミルクをやってると、もう1人が泣きだす。それで考えだしたのが、“二刀乳”。1人起きたらもう1人も起こして、2人の口に同時に哺乳瓶を突っ込んじゃう(笑)。なかなかうまくいきましたよ

カメラを向けるととってもクールなのに、インタビューではスタッフを何度も笑いの渦に巻き込んでくれた 撮影/伊藤和幸

──ほかに、お子さんが生まれてから、ご自身の中で変化はありましたか?」

「子どもを授かったときに、“何か俺にできることはないかな”と考えたんです。そこでまずは、“そうだ、酒を断とう”と。浴びるほど飲んでいましたから(笑)。やめたら、スイーツに目覚めちゃって、スイーツ研究会を始めるほどハマってしまいました。特に今は、和風スイーツにハマっていて、あんこ、きなこは特別ですね。東京・四谷にある、行列ができるたい焼き屋『わかば』で、あんこだけ買って帰ることもあるくらい。こだわっているたい焼き屋さんは、あんこだけでも買えるところが多いんです。

 今いちばんのオススメは、東京の都立大学駅にある『御菓子処ちもと』という、おしゃれな和菓子屋さん。基本的に健康オタクロッカーなので(笑)、よく食べるのは身体にやさしいスイーツオンリーですけどね」