必殺技を次々と! 筋肉を強化するには・・・?
それにしても、くまもとマスクはどこから来たのか。これもウワサなのだが、くまモンの活動拠点である「くまモンスクエア」の地下に、極秘のプロレスラー養成施設があるとか。くまもとマスクは、くまモンの到着が遅れると連絡を受けて、ひそかに地下施設を抜け出してきたらしい。
そもそも、くまもとマスクは過酷な鍛錬の末に、どんな攻撃にも耐えうる究極のボディとテクニックを身につけた、初代くまモンランドヘビー級チャンピオンなのだそう。
さっそく、その技術を披露してくれた。
「ヒップアタッくま!」
「火の国ラリアート」
「モン絶武者返し」
そしてなぜかスキを見ては繰り出す、「シャイニングウィザード!!」
吉岡選手とはすぐに意気投合したようで、さらに技術を磨きたいと技の伝授を懇願していた。
「すごいよ」「うまい」「そうそう、そんな感じ」
「マシンガンヘッドバット」を丁寧に教えた吉岡選手、ほめ上手である。くまもとマスクも必死についていく。
さらにくまもとマスクは、吉岡選手の筋肉をなでなでしながら、羨望と敬意のまなざしを向けて質問。
「どうやって訓練すれば、こういう筋肉ができあがるのかモン? じゃなくて、できあがるくま?」
「うーん、とにかく毎日、栄養のあるものをたくさん食べて、一生懸命トレーニングを重ねるしかないかなあ」
「どのくらいでこういう筋肉になれるくま?」
「3年・・・かな」
くまもとマスク、ばったり倒れた。だが直後に立ち上がり、「やってやるくまー!」と雄叫びを上げた。