1121
「1日1フム」生活。- フムフムニュース -
fumufumu news サイト休止のお知らせ
芸能

月9女優・菅野莉央「プロフェッショナルな現場」に生きる。“子役”だった時代から出会いを重ねて

SNSでの感想
菅野莉央 撮影/矢島泰輔
目次
  • お互いに気心が知れた関係性
  • 吉沢亮さんと重なり合って
  • かわいくってしょうがない
  • 香取慎吾さんはお兄ちゃんのように……

「初めて月9に出させてもらったのが『愛し君へ』(2004年)という作品で、10歳のとき。それこそ病院に入院している少女の役でした。医療ドラマには何作か出演していますが、ずっと患者さんの側で今回初めて医師の側になりました」

 月9ドラマ『PICU 小児集中治療室』に出演中の菅野莉央。演じる河本舞は主人公の小児科医・志子田武四郎(吉沢亮)と幼なじみで同級生。ともに北海道で生まれ育ち、同じ札幌の病院で働いているという設定だ。

 子役からキャリアをスタートさせ、いま29歳。つちかってきた演技力で、近年とみに役柄の幅が広がってきた菅野莉央に今日までの歩みを聞く──。

お互いに気心が知れた関係性

──注目の「月9」枠にレギュラー出演。オファーを受けた思いは?

『監察医 朝顔』『SUPER RICH』でお世話になった金城綾香プロデューサーと平野眞監督のチームですよ、とうかがって。また1年たって呼んでいただけてうれしかったですし、ご期待に沿えるように、いい姿を見せられるようにと思って臨んでいます」

──初めての医師役ということで、どういう準備をされましたか?

まず実際のPICU(小児専門のICU=集中治療室)の現場を見学させていただく機会を設けてもらいました。どんなふうに患者さんが運ばれてきて、医療スタッフがどんなふうに対応して、という流れを細かく見せていただいたので、そのとき目にした現場の空気感やプロフェッショナルな方たちのチームワークの感じが、演じるうえですごく助けになりました。自分でも調べられる範囲で資料を調べました。

 ですが、やっぱり現場に入って実際に器具を手にして、どういう動線で動いてっていうのはもう専門の方じゃないとわからないので、そこは医療監修のチームの方にお世話になって。毎回細かく指導していただいています」

菅野莉央 撮影/矢島泰輔

──命の現場にいる方って、相当なプレッシャーの中でお仕事をされていますよね。

「今回参加して本当にそう思いました。どんなお仕事も大変だとは思うんですけど、自分の判断や選択で人の命が左右されるとか、今後の人生が変わってしまうって、相当なプレッシャーだと思うので、その中でお仕事されてるって、やっぱりすごいなっていうか。あらためて尊敬の念を抱くというか恐れ多いなって。

 特に今回は患者さんが子ども。その子のこれからの人生を考えると(治療の選択についても)何がベストなのか、すごく葛藤されるところだろうと思います」

──菅野さん演じる舞は、主人公の武四郎(吉沢亮)とはPICUチームで同僚の医師で、子どものころからの幼なじみでもあります。悠太(高杉真宙)、桃子(生田絵梨花)を含めた同級生4人の関係性もドラマのもうひとつの魅力ですね。

「はい。お互いに気心が知れた関係性をしっかり表現できるよう、4人のかけ合いのシーンでは、丁寧になりすぎないように意識しています。会話するときもあんまり目を見て話さないとか、何か動きながら言葉を投げたりとか

 あと、返事をするときも生返事みたいな感じになるよなぁと思って。気心が知れているがゆえの、ちょっと雑な感じとか(笑)リアルな生っぽさが出るといいなって意識しています

幼なじみの4人。武四郎(吉沢亮)の家に集まっては、母・南(大竹しのぶ)の手料理をごちそうになってきた。『PICU 小児救急治療室』(C)フジテレビ

「実年齢は吉沢亮さんと私が同学年で、高杉真宙さんと生田絵梨花さんが3つ下なんですが、最初に北海道ロケがあって、みんなでカヌーを漕いだりとか自転車に乗ったりする時間があって、打ちとけて話せるようになりました。

 生田さんとは移動の車も一緒で。北海道なのでだいぶ距離があったんですけど、1時間半ぐらいずっと話してくれました。私、彼女のお姉ちゃんに似てるって言われました(笑)。すごくしっかりしていて、サバサバしてる感じらしく(笑)

──男性ふたりは、ちょっと人見知りっぽく見えますが。

「私も寡黙な方のイメージだったんですが、北海道ロケがありましたし、最近よく現場でも話すようになりました」

読み込み中
LINE Twitter facebook hatena pocket copy