かわいくってしょうがない

──安田顕さん、木村文乃さんら先輩俳優たちも含めて、PICUチームはどんな雰囲気ですか?

「大人チームは待っている間も(スタジオの)前室でコーヒー飲んだりしながら、ずっと皆さんお話しされていて。和気あいあいとして楽しそうです。

 私は……見守ってます。さすがに大先輩なので。そこに割って入る勇気はあまり(笑)

──吉沢亮さんは主演ですから、大人チームに入って?

「幼なじみ同士ではけっこうお話しされるんですけど、PICUの撮影の日は集中されています。シリアスなシーンが多いということもあって、モードが違う気がします。

 私も感覚的にけっこう別のドラマを撮ってるんじゃないかっていうぐらい、あの武四郎の家のほのぼのしたシーンの撮影の日と、お医者さんチームの撮影の日では空気が違うのを感じます

菅野莉央 撮影/矢島泰輔

──現場には患者さん役で子役がいると思います。子役からスタートした菅野さんとしては、彼ら彼女らを見て思うところはありますか?

「あ、自分と重ねてですか? 子どもたちというか、(付き添いで現場に来ている)彼らのお母さんを見ていて “私の母もこうだったんだろうな” と。ずっとそばにいて気を遣ってとか、おとなしくさせるとか。

 そういうところが母も大変だったんだろうなって、あらためて思いましたね

──患者役だから病気をしている設定ですが、やっぱり元気なんですね(笑)。

「元気ですね。ものすごく元気です。おとなしくさせるのに必死です。スタッフさんとか、“はい、寝るよー” みたいな感じで(笑)。

 でも、すごくかわいいです。クランクアップの日にお手紙をくれたり。(出番が終わって)どんどん卒業していっちゃうから寂しいんですけど、一緒に写真撮ろうって言ってくれたり、かわいくてかわいくてしょうがない

菅野莉央 撮影/矢島泰輔
菅野莉央 撮影/矢島泰輔