もうすぐ二十歳、ターニングポイントと透明感あふれる理由は?
──今年の12月で二十歳のお誕生日を迎えられます。おめでとうございます。20代突入にあたり目標はありますか?
「ありがとうございます。楽しみです! 環境がすごく変わるわけではないとは思うので、いままでどおりに過ごせたらいいなって思います。私はすごく人見知りで、積極的に話すほうではないので、休みの日は引きこもっちゃうんですけど(笑)。二十歳になったら、もっといろいろな方と接して、いろいろな考えを吸収できたらいいな」
──二十歳以降、挑戦してみたい作品のジャンルはありますか?
「私は制服を着て学園ものに出演する機会がほとんどなくて。制服を着て誰かの娘役として登場することは1、2回あったんですけど。いわゆる“学園もの”はなかったのでそういう作品を、二十歳からでもやりたいなという願望はあります(笑)」
──二十歳と言わず、この先もまだまだいけそうです!
「ええー! 高校を卒業した年にそれこそ制服を着て、同世代の方と『神様のえこひいき』(Huluオリジナルドラマ)という作品に出演したのですが、現役の子がやっぱ制服を着ていると、現役じゃない私は、ちょっと違和感ありました(笑)」
──雑誌『Seventeen』では年下のモデルさんたちとも接する機会も多いですもんね。
「そうなんですよ。『Seventeen』では、高校を卒業したら制服の企画に出る機会が減るんです。“ああー、寂しいな”って思いました(笑)」
──モデルに俳優と活動の幅がどんどん広がっていますが、これまでを振り返ってターニングポイントになった出来事は?
「仕事で、というよりは、高校を卒業したことがターニングポイントです。それまでは、もちろん仕事としての重みはありましたし、決して遊びでやってるわけでもなかったですけど、やっぱり社会人になる、“学生”という肩書を捨てることへの責任感というか。“自分はこの仕事で生きていくんだ!”という決心をした瞬間、実感した瞬間でした」
──目標にしている人や憧れている俳優さんはいますか?
「特定の人はあまりいないです。それこそ私は小さいころから芸能の仕事をやらせていただいて、いろいろな方と接する機会が多くて。“こういう大人になりたい!”と思える方が本当にたくさんいるんです。だから、そのいいとこ取りをできたらなって思います」
──同世代で仲のいい俳優仲間は?
「吉川愛さん。単なる仕事仲間ではなくて、プライベートでもいちばん信頼している人です」
──共演を機に仲がよくなったのでしょうか。
「仕事もしましたし、同じシーンはなかったんですけど、同じ作品に出たこともありました。私が中学生のときに、愛ちゃんが事務所に入ってきて、そこからの付き合いです。お姉さんっぽいところもあれば、(実際には年上だが)同い年なんじゃないかなって思うところも、妹みたいなところもある。すごく不思議な関係です」
──演技や仕事の相談をすることもありますか?
「まったくしないです(笑)。仕事の話はあんまりしなくて、お互いの作品も見ないんですよ。なんだか恥ずかしくて……私のほうが恥ずかしくなっちゃって。“あ、いまはこういうこと(仕事)をやってるんだな~”っていうのを遠目で(笑)。刺激を受けることが多くて、私も頑張ろうって思います(笑)」