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社会

皇后雅子さまの実り多き2022年。愛子さま同席でベルギー王女と「おしのび懇談」、ニューノーマルな国際親善も

SNSでの感想
ベルギーのアストリッド王女(左)が来日中、私的にお会いになった雅子さまと愛子さま 写真:dpa/時事通信フォト、JMPA
目次
  • かつては「公」より「私」を優先、との批判も
  • 成年皇族になられた愛子さま
  • ご公務の充実ぶりが目立った1年 
  • 海外のVIPをコロナ禍の新しいスタイルでおもてなし

 天皇・皇后両陛下は12月16日夜、皇居近くの静嘉堂文庫美術館を訪れた。開館記念展『響きあう名宝―曜変・琳派のかがやき―』では茶道具、琳派作品、中国書画、刀剣が展示されて、中でも世界に数点しかないという中国で作られた茶碗「曜変天目」の美しさにおふたりは魅入られたという。

2022(令和4)年12月16日、東京・丸の内にある静嘉堂文庫美術館で12世紀ごろの中国の茶碗「曜変天目」をご覧になる天皇陛下と雅子さま 撮影/JMPA

 皇后雅子さまは、同月9日に59歳の誕生日を迎えられたばかり。29歳のときに天皇陛下とご結婚、皇室に入られてから今年で29年半が過ぎた。人生のちょうど半分を皇室で過ごされてきたことについて、誕生日に際して公表された文書の中で、《これまでの人生を思い返してみますと、29歳半までの前半にも、また、皇室に入りましてからの後半にも、本当に様々なことがあり、たくさんの喜びの時とともに、ときには悲しみの時も経ながら歩んできたことを感じます》と述べられた。

 皇室入りしてからの約8年間はお世継ぎ問題で悩まれてきたといわれたが、愛子内親王殿下のご誕生で悲しみは喜びへと変わったことだろう。だが雅子さまは産後のお疲れなども重なって2003年には帯状疱疹となり、翌年の7月に精神疾患の「適応障害」であることが宮内庁から発表された。

 ご病気の雅子さまにとって、公務は無理でも子育てならできるという日が続いた。精神疾患は理解がされにくい病気だ。今では職場など社会の理解も少しは進んできたが、雅子さまがご病気になった約20年前は、宮内庁の侍医であっても専門医でないことからすぐに治療は行われなかった。精神疾患は気持ちの持ち方で治ると考えられていたのだ。報道でも雅子さまのご病気は「わがまま」といわれ、子育ても「過保護」と揶揄(やゆ)された。

 さらに批判は雅子さまを全力で支えられていた天皇陛下にも目が向けられて「私的優先」ともいわれた。 

2004(平成16)年11月、3歳になる直前の愛子さまと 写真/宮内庁
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