18歳まで使っていた三河弁の基本は「じゃん・だら・りん」

──ここからは鈴木さんご自身のことについてもいろいろとお聞きしたいと思います。プロフィールを拝見したところ、愛知県ご出身で方言の欄に「三河弁」と書いてあったのですが、三河弁とはどんな言葉なのですか?

 三河弁の基本は「じゃんだらりん」って言うんですよ。例えば、「こう言っとったじゃん」とか「なんとかだら~」、「やってみりん」と、「じゃん」「だら」「りん」が語尾につくんです。

鈴木康介さん 撮影/松嶋愛

──「やってみりん」ってかわいいですね(笑)。

 あとは「こっち来て」っていうときに「こっちこりん」もあります。

──それもかわいいですね! そういえば、先日のインスタライブでも、視聴者の方から山口弁で「好きだよ」という意味の「『すいちょるよ』って言ってください」というリクエストもありましたが、三河弁で「好きだよ」は何て言うのですか?

「好きだに」ですかね。でも告白するときは普通に「好きだよ」って言うと思います(笑)。

鈴木康介さん 撮影/松嶋愛

──愛知県だと名古屋弁が有名ですが、それとはまた少し違うんですね。

 違いますね。僕は愛知県の豊川市出身なんですけど、どちらかというと静岡県の浜松寄りなんです。なので、電車で名古屋に行くよりも浜松に行ったほうが近いんですよ。

──三河弁は何歳くらいまで使っていましたか?

 18歳までですね。大学が大阪にあったので、高校までは友達と普通に使っていましたし、今でも母と電話するときは三河弁で話すこともあります。自分でよく言っているのは「そうだら~」ですかね。ドラマでも「素でやろう」という気持ちが強くなると、三河弁と標準語がごちゃ混ぜになっちゃいます。