憧れの芸能事務所への所属が転機に。舞台と映像では演じ分けている?

──『健康』で着々と実力をつけてきた峯村さんですが、仕事におけるターニングポイントは何ですか?

2010年、シス(現所属事務所、シス・カンパニー)に入れてもらったことですね。事務所に所属してから、舞台だけではなく映像の仕事もたくさんさせていただくようになって。認知度が広まったことで、結果的にいろいろな舞台にも客演で呼んでいただけるようになり、そこから仕事の幅も増えていきました。事務所の力ってすごいな、って改めて思いましたね(笑)」

──現事務所に入るきっかけは何でしたか?

「演劇を始めたころから憧れていたシスに、いつか入りたいなと思っていたんです。それで前の事務所を辞めてから、シスの方にダメもとで所属俳優を募集していないか聞いてみたら、シスの社長と面談させていただけることになりまして。やっぱり緊張しましたよ。だって、世界でいちばん怖い人なんです(笑)

──面談ではどのようなことを聞かれたのですか?

「“社長と話してダメだったらもうしょうがない”って気持ちだったけれど、会ってみたら“うちはね、出演料のパーセンテージはこれくらい”って、いきなり数字の話から入って。“それで大丈夫です”って答えたら、いつの間にか面談が終了していて、“え!? これ、もしかして私……入れたの!?”って感じでしたね(笑)。でも、シスに所属できて本当にうれしかったし、夢がひとつ叶(かな)いました」

シス・カンパニーに入れたいきさつを話す峯村さんの瞳はとても輝いていた 撮影/矢島泰輔

──舞台に映画、ドラマと幅広い分野で活躍されていますが、それぞれを演じる際には何か違いを感じていますか?

「昔は感じていたのですが、最近は一緒だなと思っています。正直、最初のころは“映像って苦手”と感じていたのですが、映像でも舞台でも、ちゃんと楽しく演じられる作品もあれば、“これはどうなんだろう”って思う作品もあることは同じだなと。演じるにあたって、声の大きさの違いなどはあるものの、心持ち的には区別していないですね

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 お芝居が好きで、真摯(しんし)に向き合っていることが強く伝わってくる峯村さん。インタビュー第2弾では、最近ハマっていることや、忘れられない失敗談などもお聞きしています!

インタビュー第2弾では峯村さんの意外な一面も明らかに。お楽しみに! 撮影/矢島泰輔

(取材・文/池守りぜね)


【PROFILE】
峯村リエ(みねむら・りえ) ◎1964年、東京都生まれ。身長173センチ。『ナイロン100℃』所属。数々の舞台・ドラマ・映画に出演を続ける。'16年以降の出演作に、映画『あなたの番です 劇場版』『犬も食わねどチャーリーは笑う』、大河ドラマ『真田丸』『青天を衝け』、連続テレビ小説『エール』、テレビドラマ『あなたの番です』(日本テレビ系)、『最愛』(TBS系)、『漂着者』(テレビ朝日系)、舞台『ザ・ウェルキン』など。'23年4月からはテレビ朝日系『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』、舞台『帰ってきたマイ・ブラザー』、7月~8月は舞台『ピエタ』に出演。

シス・カンパニー公演『帰ってきたマイ・ブラザー』

作:マギー/演出:小林顕作
出演:水谷豊/段田安則/高橋克実/堤真一/池谷のぶえ/峯村リエ/寺脇康文

【東京公演】2022年4月1日(土)~4月23日(日) @世田谷パブリックシアター
※東京公演後、名古屋、大阪、福岡、西宮、新潟、札幌、仙台、京都と各地で上演

《ライブ配信決定》4月15日(土)にライブ配信を実施! 詳細は公式サイト(https://www.siscompany.com/brother/)をご覧ください