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芸能

一級建築士試験にストレート合格した田中道子、あふれる建築愛と解体現場のマニアックな魅力を語る

SNSでの感想
田中道子さん 撮影/松島豊
目次
  • 女優業をセーブすることなく、一級建築士の試験にストレート合格
  • ザハ・ハディドに谷口吉生に坂倉準三……ほとばしる建築愛
  • 日本独自の技術が光る、解体現場の魅力

現役女優にして一級建築士の試験にストレート合格」という前例のない快挙で、一躍時の人となった田中道子さん。昨年末に合格し、今後は女優と建築士の両方で活動していくと公言しています。

 これまであまり他メディアで語られることのなかった田中さんの好きな建築から、4月からスタートしたNHKの新番組『解体キングダム』の裏側まで、存分に語ってもらいました。

女優業をセーブすることなく、一級建築士の試験にストレート合格

──まずは一級建築士試験の合格、おめでとうございます。合格後は何か環境に変化はありましたか?

「ありがとうございます。私が合格したニュースを見て“自分の諦めた夢にまた挑戦してみようと思います!”と言っていただいたり、今までは挨拶だけの関係だった警備員さんからも“合格おめでとう!”なんてお祝いしてもらったり、嬉しい変化がありました。私の周りにも一級建築士を諦めた同級生がたくさんいますけど、私にもできたんだからみんなにもできるんじゃないかと思うんです。ただ、勉強自体はすごく大変で、なんでやり始めちゃったんだろう? って毎日思ってました(笑)」

──以前、出演したテレビ番組で食事は週の半分がカップラーメンとお話ししていました。それも試験で時間がないゆえの選択だったのでしょうか?

「コロナ禍の影響で飲食店が軒並み時短営業になったとき、自炊ブームがありましたよね。私もそこで自炊を始めて、一時は慣れてきたんです。でも、いざ建築士の勉強を始めると、これは家事をやってる場合じゃないなと。私は家でも『プレバト!!』(MBS・TBS系)の絵を描いたり、ドラマの台本を覚えたりとやることがあって、優先順位をつけるとどうしても家事が下になるんです。そのおかげで一時は外食とカップラーメンが増えましたね。一級建築士の試験は合格までに平均3年かかると言われたけれど、本業のことを考えたらそんなに長くはできないので短期決着で臨みました

──勉強中は日高屋によくお世話になったとインタビューではお話ししていますね。

「とんこつラーメンをよく食べてました。ラーメンが続いたなと思ったら、しょうが焼き定食にしたり(笑)。あ、でも最近はまた自炊生活に戻ってきてますよ」

田中道子さん 撮影/松島豊

──そうなんですね。

試験勉強中は頭を働かせるために糖分が欠かせなかったんです。 集中力が切れるので、お菓子を食べてプラス1時間延長させる、みたいな。今でも甘いものは好きですけど砂糖を天然のものに替えたり、おやつも納豆とかゆで卵に替えたり、本来の健康志向にシフトしてます」

──そういえば、先ほどもカフェオレを飲まれていましたが……。

「あれはいただきものなので、カウントしないでください(笑)。レギュラーのラジオの収録中も甘い炭酸飲料を飲んでましたけれど、最近はお茶に替えてメンバーにびっくりされましたから。私ももうすぐ30代半ばになるから、自制する必要を感じてます。

 一級建築士の試験に合格したことで、意志の強さに自信が持てるようになって。今まで甘いものだけは譲れないと思ってたけれど、減らそうと思ったらきっと減らせるなと。最近変わりつつあるんです(笑)

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