生活に伴走する番組を届けられるパーソナリティに

──目標やお手本にしているパーソナリティはいますか?

「真似しようとしてもできない人が多くて……赤江珠緒さんやスーさん、宇多丸さんとか、ずっと聴いていた番組のパーソナリティの方から学べることもたくさんあるので、これからもTBSラジオを聴いて、どんどんよいところを学んでいきたいです」

──ラジオ生放送の醍醐味は何だと思いますか?

「毎日決まった時間で決まった場所に、必ずパーソナリティ本人がマイクの前でしゃべることかなと。毎日の天気や社会情勢、体調や環境の変化とかいろいろある中で、今日もマイクの前で話してくれるのは、リスナーとして勇気づけられるところがあります。

 理想としては、生活に伴走する番組をお届けできるパーソナリティになりたい。私も、できるだけ体調に気をつけて、リスナーのために他愛もない話をしていければ」

──最後に、「こねくと」の魅力や今後の抱負を。

「“番組の立ち上げから聴ける”というのが魅力ですかね。リスナーさんもパーソナリティもほぼ初対面の状態からスタートしたので、その関係性や雰囲気がどんなカルチャーに育っていくのかとか、変化や成長を一緒に楽しんでいきたい。

 誰かの『教えて!』と誰かの『知ってる?』をつなげるというのが番組コンセプトなので、リスナーさんとパーソナリティとの距離を、LINEのオープンチャットやメールも使い、のんびりとポジティブにつなげていきたいです。

 番組イベントもやりたいですね。場所を変えてリスナーさんのお顔を見ながら公開収録とか、月曜コーナーの『菅、コーヒー買ってきて!』で私が探してもらった本(『パティの宇宙日記』)の読み聞かせ会とか(笑)。リスナーさんとフランクに会える間柄でいられたらいいですね」

打合せ時も生放送中も、とにかく笑顔が絶えず、いいリアクションを取っていた蓮華さん。そうした姿を見ている周囲も朗らかな気分にさせてくれる 撮影/相馬太郎