植草克秀との共演のきっかけは? 先輩の横で踊れるのは“胸熱”
そして今回は前述のとおり、佐藤と山本のふたりが、植草克秀のコンサートにゲスト出演することに! '80年代末に、さまざまな音楽番組で共演することも多かった大人気グループ2組のメンバーが共演するきっかけは、何だったのだろうか。
佐「植草さんと共通するヘアメイクさんから、“一度、植草さんのコンサートを観に行きませんか?”ってお誘いがあったんです。僕はジャニーズを離れてから、事務所の方とは一切、交流がなかったので不安もあったのですが、実際に('22年に開催された植草の全国コンサート・ツアーに)行ってみたら、あのころのノリで温かく迎えてくれました。
植草さんに、(冗談で)“名前を教えて”って言われて、“佐藤です”って答えると、“ああ、(同じく元・光GENJIの佐藤)アツヒロな!(笑)”、“いや、寛之のほうです”ってやり取りがあって。それで、“始まってからも名前を覚えていたら、ステージで紹介するよ(笑)”って言われて、本編ラストの曲『PGF』がかかったときに、名前を呼ばれてステージに上げてくださったんです。それがちょうどスポーツ紙にも掲載されて、うれしかったですね」
そして、ここからトントン拍子に話が進み始める。
佐「ありがたいことに、スタッフの方が“次のステージにも出てみれば?”とお声がけしてくださいました。でも、すごくエンターテインメント感のあるステージだし、自分ひとりでやるライブとも明確に棲(す)み分けをしたいと思って、山本くんを誘ってみたんです」
山「電話をもらっていなければ、今回のステージもありませんでした。ヒロくんには本当に感謝しています!」
佐「きっと、そのままプロレスラーになっていたよね(笑)」
山「(笑)。ヒロくんも、“エンターテインメントをもっと勉強したほうがいいよ! 先輩たちも頑張っているんだから、まずは一緒に観に行って刺激を受けようよ!”って言ってくれて。'22年末のショーにお邪魔したら、植草さんは今でも本当にキラキラしていて、たくさんのパワーをいただき、“自分も出たい!”と思いました」
今回のライブは、昨年のツアーと同様、50代半ばとなった植草が年齢を言い訳にせず、何曲もノンストップで歌い踊るという圧巻の構成となっている。
山「やっぱり自分が長年憧れていた先輩の横で踊れるのは、まさに“胸熱”ですよ。テレビで観ていたり、ジュニアのころはバックで踊っていたりした方に並ばせていただくわけですから。ドキドキもワクワクも半端ない感じが、ステージで出せればと思います!」
佐「激しいダンスも多いのですが、必死すぎない感じで年相応に頑張ろうと思います。少年隊の曲をご本人と一緒に歌うというのは初めてのことで、楽しみです!」
ちなみに、佐藤に最初の誘いがあったころ、山本は一切の芸能活動を休止していたし、もしその誘いを断っていたら、今回の共演も実現しなかったわけだから、“迷ったときは、とりあえず動いてみる”ということの大切さをふたりの行動が教えてくれる。また、植草の応対からは、長年交流がなくても温かく後輩を迎え入れて、道を作ってあげるという懐の深さを学ばされる。
次回は、公演に向けてのふたりの苦悩や、永遠の憧れでもある少年隊への熱い思い、ジャニーズ時代の秘話などを語ってもらう。
(取材・文/人と音楽をつなげたい音楽マーケッター・臼井孝)
【INFORMATION】
KATSUHIDE UEKUSA 2023 MOVING ON〜Second Season〜
■東京 日本橋三井ホール:完売御礼!
・5月2日(火)18:00~
・5月3日(水祝)14:00~
・5月3日(水祝)18:00~
・5月4日(木祝)14:00~ ※一般発売なし
■名古屋 DIAMOND HALL(ダイヤモンドホール)
・5月18日(木)14:00~
・5月18日(木)18:00~
・5月19日(金)14:00~ ※一般発売なし
■大阪 なんばHatch
・5月29日(月)18:00~
・5月30日(火)18:00~
※公演詳細やチケット情報は特設サイトにて→https://www.curtaincall.tokyo/katsuhideuekusa/
◎佐藤寛之公式HP→http://www.satohhiroyuki.com/
◎佐藤寛之公式Twitter→https://twitter.com/hiroyukisatoh_
◎山本淳一公式HP→yamajun.jp
◎山本淳一公式Twitter→https://twitter.com/Jun1Yamamoto