さらにどう変わった? ふたりの関係

──お互いに好印象同士だったんですね。その後ドラマ作品を経て、半年以上が過ぎましたが、お互いについて、このへんが変わった、成長したなど印象の変化はありますか?

 すごい出てるから、他の現場の幸輝を見るときとか、嫉妬する。

山下 あら。ほんとですか(笑)。

 TikTokとかけっこう回ってくるんですよ。マハラジャ(山下さんが動画で発したギャグコメント)みたいな、よくわかんないですけど(笑)。

山下 いや、やめろ、それおもろいやつや(笑)!

 おもんないの、そこでやってんのかよーって。

山下 おもんないて言った、いま? めっちゃくちゃおもろいやつやん(笑)。

 ……とか、ちょっと思っちゃいますね。幸輝に限らず、ですけど。特に幸輝は、けっこうSNSで動画が回ってくるから。またやってるよーって。

山下 またやってるよって。いいだろ! おもしろいから。

 でも、すごい頑張ってるから“俺も頑張んないとなぁー”って刺激を受けてます。

山下 いやいや、完全に同じくですよ。もうだって“君花”が終わってからも、ばちばちに作品出てるし、もう勢いがすごすぎて、(作品によって)髪色もどんどん変わっちゃってますしね。

──たしかに!

山下 そう。いっぱい変わってるから。それもちょっといいなーと思ったり。

──刺激をもらい合っている、たたえ合っている関係なんですね。お互いの活躍に関して連絡をしたりしますか?

 幸輝は、僕の友人との共演がすごく多くて、いまのところ誰かしら共演者に僕の友人がいる、みたいな。“へー〇〇君と一緒じゃん、いいなー“みたいな。

ナチュラルにあざとカワイイを繰り出す、子犬系男子トップオブザトップの山下幸輝さん 撮影/山田智絵

同世代の俳優と元メンバーに対する意識の違いとは

──同世代の俳優の活躍をどんなふうに見ていますか?

 あーでも、全員ライバルです、それは。

山下 わぁお。なるほど。

 8LOOMメンバーとか、仲がいい友人に対してはあんまりライバル意識はないですね。作品が決まってたら嬉しいし、「うぇーい」ってなる。他の人が出てると、“ちっ、俺でいいだろ”って、俺が出たかったっていう感情が芽生えちゃうんです(笑)。

山下 おー!

──やはり絆や深いつながりがあるんですね。

山下 うん。そうですね。

 深いです。“君花”と出会ったメンバーや出演者の方は、やっぱりすごく、スペシャルな感じはあります。特別というか。だからSNSも見るし、追っかけちゃうところはあるかも。

いるだけでその場にいる人を笑顔にしてしまう、気遣いの人・綱啓永さん 撮影/山田智絵