1st写真集『CONTACT』(ワニブックス)が発売中の八木勇征さん。ダンス&ボーカルグループ「FANTASTICS」でボーカルを務めながら、近年は役者としての活躍もめざましい八木さんにインタビューを敢行。自身初の写真集の撮影秘話から、役者としての今後の目標などを語っていただきました!
今の自分の100%を出せた
──まずは、初の写真集発売おめでとうございます! 完成して多くの方に届いた今のお気持ちはいかがですか?
僕の人生で、これが最初で最後の1st写真集です。いろいろな人に支えてもらって、協力していただきながらこうして写真集ができたことが嬉しいです。
これまでたくさんの人とのコンタクトがあって、いろいろなかかわりができたからこそ今の自分自身が生きていられるなと思うので、写真集のタイトルも『CONTACT』にしました。出来は100点満点ですね。その瞬間の最高のものが詰まっていると思うので、慢心ではないです。今の自分の100%を出せたと思っています。
──本作は発売前から重版が決定し、5月8日付の「オリコン週間BOOKランキング」で1位を獲得するなど、すでに話題になっていますね。
僕のことを昔からずっと応援してくださっているファンの方や、最近僕のことを知って、気になってこの写真集を買ってくださった方もいると思うので、この結果は本当にみなさん全員のおかげです。ありがとうございますという気持ちでいっぱいです。
──「FANTASTICS」のメンバーのみなさんにも、写真集を渡したそうですね。
はい。1人ずつメッセージを書いたものを、メンバー全員に無事渡すことができました。今回の写真集は結構厚みがあるので「攻略本か!?」って言われるかなと思っていたのですが(笑)、みんなからは、すぐに「見たよ」とか「豪華だな!」という反応があったので嬉しかったです。
──前編では「美しい場所」を目指した旅をテーマに、北海道で犬ぞりに乗ってはしゃぐナチュラルな姿から、雪景色の中に佇む凛とした姿、温泉宿でリラックスした表情など、さまざまな八木さんを見ることができましたが、撮影で何か苦労したことはありましたか?
苦労は一切ないです。今回、いろいろな場所で撮影をしましたが、前編の「美しい場所」をテーマにした旅では、キレイな景色や場所、出会いもあって、ありのままの僕を切り取っていただいていると思います。犬ぞりは、わんちゃんたちが本っ当にかわいくて、思わず撮影を忘れてはしゃいじゃったんですけど(笑)。そういう素の表情も見せているのも、今作のおすすめポイントのひとつかなって思います。
後編の「表現者としての八木」では、自分自身を表現者として、サポートしてくださるスタッフの方々と話し合いながら、4つの国をイメージして撮影しました。それぞれどういう表現をするのか自分で考えながら、スタッフのみなさんからもアイデアをいただきながら、僕らしい表現になっているんじゃないかなと思います。
──特に八木さんがお気に入りのカットは、後編の「表現者としての八木」の中でのイギリスをイメージした英国紳士のような1枚だそうですね。
この人物に名前はないんですけど、僕が「イギリス」と聞いて思い浮かんだ人物像で、頭の中で描いたものが出せた1枚だなと思い、このカットを選びました。この写真を見たときに「なんか八木勇征じゃないな」って自分自身で思ったんですよね。なので、すごく印象に残っています。