意外と多い、バチェラーはマザコン気質
──ちなみに、どういった条件を求める人が多いのでしょう?
「“お母さんが理想”という方が多いですね。でも、マザコンと思われたくないという気持ちがあるみたいで、最初は言わないんです。でも後々、カウンセリングの中で聞いてくと“母親がタイプ”っていう人は多い」
──たしかバチェラーでも「将来は両親のような夫婦になりたい!」って言っていた人が多かったかも……。
「ハイスペックな方は、やっぱり両親もデキる方が多いから、どうしても照らし合わせてしまう部分があるみたいです。しかも、みなさんだいたい小学校から私立の学校に通っていたり、けっこういい大学を出ていたりしますから。それなりに教育にお金をかけられる家庭環境みたいで」
──成婚率は一般の方と比べて低いんですか。
「低いですね。自分がモテるということを知ってるので、知っているが故にすごく細かいこだわりを持ってる人が多い」
駄々をこねるハイスペ男性「写真と実物が違うからイヤだ」
──どんな細かいこだわりが?
「例えば、相手の顔のあの表情がイヤだとか、言葉の節々が気になるとか。髪型が〜とか、口癖が〜とか。とある30代男性の場合は、本人と会ったら写真と違うからイヤだと言っていて。
見た目じゃなく、性格で相手のことを理解していこうよと“じゃあ、あなたはどうなんですか?”と、尋ねました。すると、“僕は写真のとおりに映っているから問題ない”って言うんですよね」
──相手に対して求めるレベルが高いんですかね。
「だいたいこういう人って、ひとつイヤなところが見つかると、もうすべてがイヤになっちゃうんですよ。“坊主憎けりゃ袈裟まで憎い”じゃないですけど。わがまま言い放題」
──そういった方には、どういったアドバイスをされることが多いですか。
「“笑顔と思いやりがあれば、どんな人でも結婚ができる”って、僕は言っているんです。
ハイスペックな方は、みんな最初のとっつきはめちゃくちゃいいんですけど、やっぱり交際してからうまくいかないので、思いやりが足りないのかもしれません」
──思いやり。横井さんが思うに、具体的にどんな行動をすればうまくいくと思いますか?
「“どれだけ彼女を姫として扱うか”ってことが、大事だと思います。ほとんどの女性は自分を姫としてくれる人が欲しいんじゃないかなって。“こんなに愛されたこと、いままでない.....!”くらいの。
“この人と結婚したら、一生こういう風に大切にしてくれそうだ”と思ってもらえるように、最善を尽くす。会社のグチも聞いてあげて、なんでも“大丈夫だよ、大丈夫だよ”って言ってあげる」