芸人の“コンビ技”や嗣永桃子を尊敬「ももちのように2足のわらじを極めたい」
──でか美さんから見て、しゃべりの分野ですごいなって思う方は誰ですか?
「学生時代に結成したバンドが解散してからは、“もうひとりでいいや……”って意地みたいなものがあったんです。でも芸人さんのラジオを聞いてみると、コンビじゃないとできない技があるので、うらやましく思うんですよ! 空気階段さんのラジオ番組が好きなんですけれど、1個のエピソードに対して、もぐらさんサイドとかたまりさんサイドの話があるから、より立体的なエピソードになるんです。例えば、ひとりでグチを言うと、自分の技術だとただのグチのまま終わってしまう……。そこにフォローを入れながら面白い話に昇華できるのは、コンビならではの特権だなって思いますね。“こういうフォローが入ると、悪く聞こえないんだな”、“悲惨な話でも、隣で笑い飛ばしてくれる人がいるとこんなに面白く聴けるんだな”って勉強しながら聞いています。」
──ほかに目標にしている人はいますか?
「私はずっと(Berryz工房の)ももち、こと嗣永桃子さんが大好きなので、いまだに憧れています。彼女はバラエティ番組などに出ながらも、一流のアイドルであり続けた。一生かけてもああいう風にはなれないってわかっているし、キャラクターも逆だと思うんです。でもやっぱり、ももちのように、音楽の活動とテレビタレントという2足のわらじ的な活動を極めることが目標ですね」
ファンには自分をすべてさらけ出している。結婚願望も「普通にアリ」!?
──最近では、アイドル活動を続けながら結婚する方も増えてきました。でか美ちゃんは結婚や恋愛についてはどう考えていますか?
「私は、生身の人間であることを全部さらけ出して活動していると思っています。例えば、ファンに対してムカついたときにはそう伝えているし、クソみたいな恋愛をしてきたことも平気で話しているので(笑)。だからこそ、“私の人生を含めて応援してもらっている”っていう実感がすごくあるんですよ。だから自分が結婚したり、母親になったりしたら伝えると思いますし、仕事的にはそのほうが面白いって思う部分もありますね」
──大森さんや、でんぱ組.incの古川未鈴さんのように、育児もしながら活動を続けている方もいますね。
「未鈴ちゃんや大森さんは、アイドルやアーティストという完璧な軸があると思うんです。でも私の場合は、“普通の人間がなぜかタレントをやっている”みたいな感覚に近いのではないかと。だから、ふたりみたいに“カリスマが育児をしている、すごい”っていうよりも、“身近な相手がなんか奮闘している”みたいに親しんでもらえるかもしれないなっていうのはありますね。そういう意味では、普通に結婚願望もありますよ(笑)」