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【朝ドラ『らんまん』ここが気になる#12】働く女子を励ます竹雄と文太に『あさが来た』のディーン・フジオカを思い出した

SNSでの感想
ディーン・フジオカ 撮影/山田智絵
目次
  • 理解ある竹雄は働く女子にとってお守りのような存在
  • ヒロインを励まし続けた、おディーン様演じる五代友厚

 『らんまん』第12週、万太郎(神木隆之介)は寿恵子(浜辺美波)を連れて高知に帰った。久々の真打ち登場、祖母のタキ(松坂慶子)は体調の悪化を隠して寿恵子に百人一首対決を迫る。自分に勝てば、嫁として認める。そう言うタキに、受けて立つ寿恵子。ふたり、襷(たすき)をキリリと締めて向き合う。この場面、寿恵子というより浜辺さんのドキドキが伝わってきた。松坂さんを前に、浜辺さん、ビビりまくりだっただろうと想像する。百人一首を経て浜辺さん、女優の階段を一段上がったのでは?

 という話はさておき、12週の最大の見せ場は竹雄(志尊淳)の綾(佐久間由衣)への告白だった。「好きだ」といきなり告白するのではない。仕事の話が入り口だ。綾の仕事への姿勢を特別だと絶賛し、好きだと告げる。

 この語りを聞きながら、自分まで肯定されたような気持ちになった。働いたことのある女性ならみんな同じ気持ちになったはずで、綾だってそうに違いない。だけどはっきり返事をしなかった。というか、寸止めした(と思う)。綾が去り、竹雄はため息をついていた。

『らんまん』で竹雄を演じる志尊淳 撮影/齋藤周造

 そこから竹雄がどう出るか。すごく楽しみにしていたのに、なんとそれは「お預け」になった。12週の最後は、万太郎の植物標本のひとつが新種と認められる話だった。寿恵子と万太郎と肩を組み、喜ぶ竹雄。そんなことより、綾でしょ、綾。じれったさを表明したところで、竹雄の告白に話を戻す。

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