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クイズ作家・日高大介、まさかの連続『高校生クイズ』3年分の思い出と突然の“パニック障害”で進路を変えた過去

SNSでの感想
日高大介さん。クイズ漬けの高校時代と、突然のパニック障害に悩まされた日々を語ってくれました
目次
  • 念願の『高校生クイズ』に初挑戦! 予選敗退をバネに翌年は全国大会出場へ
  • まさかの『替え歌バトル』で撃沈、翌年も予想外すぎる問題が出て──
  • 新たな目標は東大合格! 浪人するも「人生の中で楽しかった時期かも」
  • 突然、発症した「パニック障害」。進路を変える? 悩んで出した決断は

 クイズ作家の日高大介さん(45)は、『第14回全国高等学校クイズ選手権』(日本テレビ系)静岡県代表を始め、『パネルクイズ・アタック25』(テレビ朝日系)優勝、『タイムショック21』(テレビ朝日系)優勝など数々のクイズ番組で好成績を残し、クイズ好きの間で知らない人はいないほどの存在です。

 現在はその知識を生かし、クイズ作家の仕事のほかに、クイズ本の執筆や、クイズイベントの定期開催なども行っています。インタビュー第1弾では、主に幼少期から中学時代のクイズにまつわる思い出についてお聞きしましたが、今回は、日高さんの人生に多大なる影響を与えた『全国高等学校クイズ選手権』(以下、『高校生クイズ』)のエピソードと、大学進学の目前で患ったパニック障害について語っていただきました。

(インタビュー第1弾→『アタック25』優勝のクイズ王・日高大介、勉強は得意? 印象深い問題は? 必勝法は? 気になる疑問をぶつけてみた

念願の『高校生クイズ』に初挑戦! 予選敗退をバネに翌年は全国大会出場へ

──浜松市の中学校から、進学校である静岡県立浜松北高等学校に進学した日高さん。『高校生クイズ』出場に並々ならぬ情熱を燃やしていたそうですが、高校に入学してすぐ準備を始めたのですか?

「はい! 高校に入学した直後に『アメリカ横断ウルトラクイズ』が終了してしまいましたので、高校生活の3年間は『高校生クイズ』にかけていましたね。昼休みにクイズ大会を開いたほか、“まだ見ぬすごいヤツはいないかな……”って、クイズの才能がありそうな人材を発掘していました(笑)。最初の年は4チーム12人で参加したのですが、みんなで予想問題を作って早押しクイズをしたり、楽しんで対策していましたね。『高校生クイズ』では静岡県は中部ブロックに入るので、予選は愛知県まで出かけて参加していました」

──その際に印象深かったエピソードは?

「とにかく、第1問の正解がうれしかったですね。今でも問題を覚えています。日本で、恐竜の化石が発見された県は、フォッサマグナ(東日本と西日本の境目となる地帯)を境として、ここ愛知県を含む西日本の方が多いというYES・NOクイズでした。この'93年は、出題されるとしたら絶対に『Jリーグ』だろうと思っていたのですが(Jリーグの開幕年)、確かに『ジュラシック・パーク』が公開されるなど恐竜ブームでもあり、盲点を突かれた感じでしたね。1問目は、正解なんてわかるはずもなく(笑)、“たぶん、わざわざ中部ブロックで出題するなら、愛知を含む西日本が多いのではないか? これがNOだったら問題にならないだろう”という出題者の心理を考えて、YESのほうを選びました。

 正解発表では、正解がYESだったら青空に青いカラーテープが、NOだったら赤いカラーテープが花火のように打ち上げられる演出だったんです。空を見上げたら雲ひとつない青空だったので、“やばい! 青い空に映えるのは赤いテープだ”って不安になりました。いちいち演出まで考える高校生なんて生意気ですよね(笑)。そんな中で、青空に青いカラーテープがバーン! とはじけた瞬間。これが、今までのクイズ人生のなかでも、最高にうれしかった瞬間でした。喜びの快感は想像以上で、あまりに感情が爆発して、YESのゾーンにいる高校生、もう男女も学校も関係なく、全員と抱き合って喜びました(笑)

──その後、惜しくも予選で敗退となってしまったそうですが、全国大会には、いつ出場できましたか?

翌年の'94年、高2のときです。予選は1年生のときと同じく、電車に揺られて愛知県。1年生のときはYES・NOクイズの2問目で落ちたのですが、その年は奇跡的に8問目まで勝ち残って、静岡県のベスト8に滑り込み、最大の難関を突破しました。その後もトントン拍子で勝ちあがり、無事に静岡県の代表として全国大会への出場が決まったんです

──それは快挙ですね!

「YES・NOクイズでベスト8に残ると、今度は全国統一の100問ペーパークイズで各県4チームに絞られるんです。いよいよ知識の勝負ですよね。ここは絶対に負けられないので真剣に解きました。無事に中部大会ではペーパークイズをトップで通過。ただ、後に知ったのですが、点数では鹿児島の私立ラ・サール高校に1点差で負けていたそうです。全国では第2位でした。でも、“クイズで自分たちより強い人たちがまだまだ全国にいるんだな”っていうことを知ることができて、悔しいというよりはうれしかったですね

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