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漫画・アニメ

京都を舞台に霊や神仏が「視える」少年が大活躍する漫画『スサノオくん』、作者自身の不思議体験もスゴかった!

SNSでの感想
『スサノオくん』(c)Robin Yasuo
目次
  • 京都は神様と仏様とモノノケが同じ地域にいる
  • 子どものころから見えない世界が「視えていた」
  • 校舎の3階から飛び降りるほどエネルギーがあふれていた
  • 1時間ほどのアニメ制作に5年もかけた執念
  • 漫画家になったきっかけは「落雷」
  • アニメーターから漫画家へ転身するも「甘かった」
  • スサノオくんは読者の心を豊かにするツール

 京都を舞台とした漫画『スサノオくん』が話題となっています。主人公のスサノオくんはどこにでもいる元気な小学生。ただ彼には一つの特徴がありました。なんと、霊や神仏が「視(み)えてしまう」のです。

 そんなスサノオくんの周りで次々と巻き起こる、この世のものではない事件。スサノオくんは仲間と一緒にどんどん解決してゆきます。ウワサの漫画『スサノオくん』は、幼い男の子がときには神や霊の悩みまで解消してしまう“神”感覚ファンタジーなのです。

霊や神仏が視え、時には霊界の問題を解決する少年、スサノオくんが主人公 (c)Robin Yasuo

 ハリウッド映画を思わせる躍動感にあふれたダイナミックな構図に驚かされ、反面、昭和の少年漫画のようなほっこり感もあり。そんなスサノオくんがいま「不思議カワイイ」と大好評。地元京都ではグッズが誕生し、祇園祭の船鉾(ふねぼこ)保存会のパンフレットでは案内役に抜擢されました。

 2022年7月7日、奇しくも七夕の日、マンガ・ラノベ・アニメの総合サイト「PASH UP!」で連載がスタートし、人気に火がついた『スサノオくん』。作者のロビンやすおさんは48歳。アニメ作家や大学教員を経て漫画家デビューを果たした遅咲きのニューカマーです。

「興味神神(しんしん)きれいに成仏!!」。ロビンやすおさんに、漫画『スサノオくん』が誕生した背景についてうかがいました。

『スサノオくん』の作者、ロビンやすおさん 撮影/吉村智樹

京都は神様と仏様とモノノケが同じ地域にいる

──このたび単行本の第2巻が発売された『スサノオくん』、書店でフェアが開催されるなど大人気ですね。

「ありがとうございます。フェアでは“小学生の娘に読ませたら、めっちゃハマってました”“孫に買って帰ります”というお声もいただきました。自分でも3世代で楽しめる漫画だと思います

『スサノオくん』(主婦と生活社)最新第2巻(写真左)の発売を記念し、書店をはじめさまざまな場所で記念フェアが開催されている(写真右)。スサノオくんグッズも人気 画像提供/ロビンやすお

──スサノオくんは京都に住む少年ですね。実在する場所もたくさん登場します。なぜ京都を舞台にしたのですか。

「大学に勤めるようになり大阪から京都へやってきて、すっかり京都に魅了されました。街の中に神仏の施設がこんなにたくさんあって機能している都市は、世界規模で見ても京都しかありません。京都は神様と仏様とモノノケが同じ地域に存在している。目には見えない、もう一つの世界がある。そして街の人が『見えない世界があるよなぁ』と実感しながら楽しく暮らしている。漫画を描くなら、そんな柔らかな土壌がある京都を舞台にしたかったんです

京都を舞台とした『スサノオくん』には実在する場所が数多く登場する 画像提供/ロビンやすお

──京都を舞台にしているだけではなく、『源氏物語』に登場する、主人公の光源氏を愛するあまり死後も彼の妻たちを苦しませる「六条御息所(ろくじょうのみやすんどころ)」の霊を、小学生のスサノオくんに成仏させてしまうのがスゴイと感じました。これまで古典文学や伝承で「怨霊」とされてきた者たちのハッピーエンドをつくってしまうとは。

六条御息所を、ただの恐ろしい女と捉える人が多いので、それはかわいそうだとずっと思っていたんです。だったら、スサノオくんが怒りを鎮めてあげようと。スサノオくんを通じて文学や史実に登場する“怨霊”や“怨念”を成仏させたい気持ちはありますね

嫉妬心から怨霊と化した六条御息所。スサノオくんの活躍で次第に怒りが鎮まってゆく。小学生が源氏物語に決着をつけた (c)Robin Yasuo
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