2022年10月期放送のドラマ『君の花になる』(TBS系)で、劇中に登場する7人組ボーイズグループ「8LOOM」(ブルーム)のメンバー役として共演した、綱啓永さんと山下幸輝さん。放送終了後も“つなこき”として愛され、SNSでもたびたび話題を集めてきました。
ともに「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」に出場という共通点を持つおふたりに、改めてお互いに対する思いや、今後の仕事など、気になる“いま”をたっぷりと語っていただきました。
フムニュー読者にふたりの関係性をおさらい!
──改めておふたりの関係性についてお聞きしたいのですが、初めて会ったときのお互いの第一印象を教えてください。
山下 久しぶりやな、この質問。
綱 “君花(ドラマ『君の花になる』)”って感じだね! でも嬉しい、久々に答えられて。
山下 ねー。いっぱい答えた。
綱 僕らはオーディションの二次審査で同じグループになって、初めて会ったんですよ。
山下 うん。
綱 僕は幸輝と、森愁斗と一緒でした。審査の内容がオーディションにしては珍しい形で、ただ台本の内容を演じるだけじゃなくて、自分たちで役を決めて、1時間フリーみたいな、けっこう変わったやり方でした。コミュニケーションを取らなきゃ成立しない感じだったので。初めましてにしては、仲よく……まではさすがにいかないけど、話しやすいなっていうのは、ありました。年下で、“かわいいなー”っていう印象でした(笑)。
山下 あはは。ジュノンの先輩なので、僕は啓永くんの存在を知っていて、“あ、グランプリの、綱くんがいる!”って、一緒に同じ作品に出れるんじゃないかとか、お芝居できるんじゃないかとか、いろいろ考えて、僕はけっこう緊張してたんですよ。で、すごい優しい! オーディションって緊張感で胸がきゅっとなるんですけども、役を決めるときも、なごませてくれるような発言をしてくれたので。すぐに緊張がとけて、オーディションを楽しくできるなんていいなって思いました。綱くんがそうしてくれたっていうことですね。
綱 みんなで作り上げましたよ。
さらにどう変わった? ふたりの関係
──お互いに好印象同士だったんですね。その後ドラマ作品を経て、半年以上が過ぎましたが、お互いについて、このへんが変わった、成長したなど印象の変化はありますか?
綱 すごい出てるから、他の現場の幸輝を見るときとか、嫉妬する。
山下 あら。ほんとですか(笑)。
綱 TikTokとかけっこう回ってくるんですよ。マハラジャ(山下さんが動画で発したギャグコメント)みたいな、よくわかんないですけど(笑)。
山下 いや、やめろ、それおもろいやつや(笑)!
綱 おもんないの、そこでやってんのかよーって。
山下 おもんないて言った、いま? めっちゃくちゃおもろいやつやん(笑)。
綱 ……とか、ちょっと思っちゃいますね。幸輝に限らず、ですけど。特に幸輝は、けっこうSNSで動画が回ってくるから。またやってるよーって。
山下 またやってるよって。いいだろ! おもしろいから。
綱 でも、すごい頑張ってるから“俺も頑張んないとなぁー”って刺激を受けてます。
山下 いやいや、完全に同じくですよ。もうだって“君花”が終わってからも、ばちばちに作品出てるし、もう勢いがすごすぎて、(作品によって)髪色もどんどん変わっちゃってますしね。
──たしかに!
山下 そう。いっぱい変わってるから。それもちょっといいなーと思ったり。
──刺激をもらい合っている、たたえ合っている関係なんですね。お互いの活躍に関して連絡をしたりしますか?
綱 幸輝は、僕の友人との共演がすごく多くて、いまのところ誰かしら共演者に僕の友人がいる、みたいな。“へー〇〇君と一緒じゃん、いいなー“みたいな。
同世代の俳優と元メンバーに対する意識の違いとは
──同世代の俳優の活躍をどんなふうに見ていますか?
綱 あーでも、全員ライバルです、それは。
山下 わぁお。なるほど。
綱 8LOOMメンバーとか、仲がいい友人に対してはあんまりライバル意識はないですね。作品が決まってたら嬉しいし、「うぇーい」ってなる。他の人が出てると、“ちっ、俺でいいだろ”って、俺が出たかったっていう感情が芽生えちゃうんです(笑)。
山下 おー!
──やはり絆や深いつながりがあるんですね。
山下 うん。そうですね。
綱 深いです。“君花”と出会ったメンバーや出演者の方は、やっぱりすごく、スペシャルな感じはあります。特別というか。だからSNSも見るし、追っかけちゃうところはあるかも。
山下さんが綱さんに抱きつく本当の理由
──お互いに大好きなところは?
綱 抱きついたりしてくるとこかな。
山下 抱きついたりする(笑)?
──それはどんなタイミングで?
綱 いやー、むずいな。スキンシップがすごいんですよ、幸輝って。TikTokの動画が回ってきてコメントを読むんですけど、“また幸輝くん抱きついてる”みたいなコメントがたくさんあって。俺ら以外にも抱きついてるっていう。
山下 ははは。
──そこにはちょっとジェラシーみたいなのありますか。
綱 ジェラってます。
山下 ジェラってる? ジェラってるってなに?
綱 ジェラってます(笑)。
──でもかわいい、みたいな。
綱 マジで普通にかわいいっす。これが同い年とかだったら、「ちょ、ちょ、ちょ、マジやめろ」ってなるんですけど、幸輝にはならないから、たぶんそういうことだと思います。
──また特別な感じ。
綱 うん、そうっすね。
山下 ……キュンとしてます(笑)。むちゃくちゃ、してます。
──山下さんが抱きつくのにはどんな理由があるんですか?
山下 これはどこかで1回話したんですけど、(いまは)気温があったかいじゃないですか。だからぼちぼちなくなってくると思うんですけど、“寒いから”です。俺、寒いのが苦手なんですよ。だから“君花”のときも、夏の時期の撮影があったと思うんですけど……。
綱 あー、(いまは抱き着きに)来てないかもね。たしかに!
山下 ちょっと寒くなってきてからのほうが多いと思う。
綱 確かに夏に抱きつかれたら、俺、たぶんマジでこうするもん(拒否するフリ)。
山下 暑いでしょ!? そういう理由です。単純な季節のやつです。
まだある! “つなこき”のいちゃいちゃエピソード
──お忙しいと思うのですが、プライベートでは会うことは?
綱 いやー全然来てくれないんです。
山下 ごめんなさいね。
綱 ずっと俺は誘ってるんですよ!
山下 そう、連絡してくれるんですよ。
綱 ずっと! けっこう誘ってるんですよ。他のメンバーはタイミング的に来れるときは来てくれて、幸輝も誘ってるんですけど、タイミングがね。他の仕事で会ったときに「お、久しぶり。ぜんっぜん会ってくれないじゃん。ぜんぜん俺ん家に来ないじゃん。マジ早く来てよ!」って言ってるんですけど、全然。
山下 そうね。いろいろあって。
綱 愁斗といたときかな、「幸輝、来ないかな」って、LINEして。そしたら“ちょっと明日早い”みたいな。明日早いならまあしょうがないって(笑)。
山下 行きたいんですけどね。夜も動いてたりしてるから、本当にタイミングが合わなくて。これはガチなんですよ。
綱 わかるよ、わかるよ(笑)!
山下 タイミングが合えば間違いなく行きますよ。走って行きます。走るの好きですから。
──綱さんちょっとさみしいですか。
綱 さみしいっすよ。やっぱり。
山下 本当に? はい。
綱 まあまあさすがに、そのうち、さすがにそろそろ来てくれる、はずです。
山下 はい。そろそろ。絶対に行きます!
後編では、ふたりで遊ぶとしたらどんなことをしたいのか、気になるグループLINE事情。そしてそれぞれが好きなもの、影響を受けたことについてたっぷりと語っていただきました。わちゃわちゃが止まらないおふたりの対談をお楽しみに。
(後編ではマネージャーさんに聞いた、気になるふたりの素顔も紹介しています。→記事:綱啓永・山下幸輝「8LOOM」グループLINEでの定期連絡と、多忙だからこそ伝えたい“ファンへのご自愛メッセージ”)
(取材・文/柚月裕実、編集/本間美帆)
【PROFILE】
綱啓永(つな・けいと) ◎1998年12月24日生まれ、千葉県出身。2017年開催「第30回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリを受賞。2018年にはドラマ『文学処女』(TBS系)で俳優デビュー。2019年『騎士竜戦隊リュウソウジャー』(テレビ朝日系)にリュウソウブルー役として出演したほか、2022年にはドラマ『君の花になる』(TBS系)で劇中のボーイズグループ「8LOOM」のメンバー、古町有起哉役としてGP帯連続ドラマ初出演。4月28日にはファースト写真集『繋がり』が発売。現在『明日、私は誰かのカノジョ シーズン2』(MBS・TBS)に隼斗役として出演中。
山下幸輝(やました・こうき) ◎2001年11月7日生まれ、大阪府出身。2020年開催「第33回ジュノン・スーパーボーイコンテスト」ファイナリスト。2017年に「高校ストリートダンス選手権2017」での優勝を皮切りに、数々のダンス大会でタイトルを獲得。2022年にはドラマ『君の花になる』(TBS系)で劇中のボーイズグループ「8LOOM」のメンバー、小野寺宝役として連続ドラマ初出演を果たす。以降、2023年2月放送のドラマ『沼る。港区女子高生』(日本テレビ)、同年4月放送『ガチ恋粘着獣』(ABCテレビ・テレビ朝日)と、俳優として活躍中。