昨年11月からAmazon Prime Videoで配信された、恋愛リアリティ番組『バチェラー・ジャパン』シーズン4。たった一人の理想の独身男性・バチェラーを巡って、17人の女性が戦う婚活サバイバル番組です。
そこでバチェラーの黄皓(こう・こう)さんを巡って、最後の一人に選ばれた秋山諒子さんと戦ったのが休井美郷さんです。番組で“あざといは正義”というキャッチフレーズが付けられていた彼女ですが、あざといというよりも、ただただ可愛い……。最後の一人に選ばれてほしいと応援したくなる、不思議な魅力を持っていました。
あれから数か月……女性から大きな支持を集め、CMやテレビ出演など活動の幅を広げる休井さんにインタビューを敢行。気になる今の姿をお届けします。
失恋は引きずらないけれど、思い出すこともあった
──『バチェラー・ジャパン』シーズン4の配信が始まったのが、2021年11月でした。少し時間がたちましたが、今の心境はいかがですか?
「遠い昔の思い出という感じです。日常生活とはまったく違う、夢のような世界だったので今、考えても本当に参加していたよね? と思ってしまいます。
短期間でしたけどすごく濃い時間で、親友もできました。大人になったら友達ってできないと思っていたのでびっくり! 撮影当時はライバルでしたが、今は時間が合えばご飯を食べに行ったりしています」
──バチェラーである黄皓さんの出した答えを受け、当時はどのような気持ちでしたか?
「黄さんが私ではなく諒子を選んだ瞬間は、何が起きたのかわからなかったです。私は黄さんと一緒に帰って結婚するつもりだったので、帰り道では明日からどうしようとそればかり考えていました。
しばらくたってからスタジオで参加者全員がそろって話す、スタジオトークの収録がありました。そこで黄さんと黄さんが選んだ諒子を見て、“あ〜、私の恋は終わったんだな”とようやく気持ちに一区切りつきました」
──それまでは毎日、黄さんのことを思い出してつらかったのではないですか?
「自分でもそうなると思っていたのですが、びっくりすることに収録から帰ったら自宅の水道管が壊れていて、部屋が水浸しになっていたんです! 玄関から入れないし、壁は腐っているしで、そこからしばらくはホテル暮らしに。翌日から仕事もあったのでとにかく慌ただしく、黄さんのことを思い出している暇はなかったです(笑)」
──失恋をしてもあまり引きずらないタイプですか?
「昔から引きずらないタイプですね。さっぱりした性格なので、自分のことを好きと言ってくれない人には興味がなくなってしまうんです。
でも今回は、今までの恋愛とはやっぱり少し違いました。本当に夢の世界のような出来事だったので、これが日常で起こっていたら確実に引きずっていたと思います。とはいえ、少し前まで真剣に好きだった人なので、諒子とどんな生活しているのかな〜って考えたり、SNSを見ることはやっぱり少しありましたね(笑)」
選ばれるより選ぶほうが大変なはず
──『バチェラー・ジャパン』シーズン4にはご家族も出られていましたが、配信後に何か言われましたか?
「気を遣っているのか、特に黄さんのことに触れるような連絡はなかったです。番組自体は見たようですが、話題にはなりませんでしたね。
妹はかなり心配してくれていて、共通の友人を通して、病んでないか聞いてくれたり、気にしてくれました」
──『バチェラー・ジャパン』の男女逆転版で、独身女性が複数の男性の中からパートナーを選ぶ番組『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン2が7月から始まりますが、今後、参加してみたいと思いますか?
「めちゃくちゃ出たい! 行きたい!(笑)。でも絶対に選ぶ側のほうが、選ばれる側よりもしんどいと思います。
短期間で誰を選ぶか決めないといけないし、特に最初のカクテルパーティーなんて、一人と話す時間が本当に数分だけ。中には話せない人もいます。そこで決めるのは本当に難しいと思うし、相手の人生も背負わなくてはいけないし大変!
楽しそうだから参加してみたいけれど、よっぽど腹をくくっていかないと。気軽には行けなそうですね。私はイケメン好きなので、顔がタイプの人に流されてしまいそうです(笑)」
他の女の子にあざとさを感じた瞬間
──“あざと可愛い”が代名詞の休井さん。非常にモテるのではないですか?
「あざと可愛いについては本当に意識したことないんですよね。『バチェラー・ジャパン』シーズン4で自分についた、“あざといは正義”というキャッチフレーズを見てびっくりしました!
学生時代からあざといと言われることもあったのですが、性格はさっぱりしていて塩対応な部分もあるんです。例えば友達からの恋愛相談には、包み隠すことなく、ずばずばアドバイスしてしまいます。言い過ぎたかも! ってフォローすることもあるくらいです。
でも、他の女の子に、男子の前で“美郷ちゃんは料理が上手でいいよね。私は茶色いものしか作れないよ”と言われたことが。茶色いものっておいしいものばっかりじゃん! 遠回しに料理上手をアピールされた? もしかしてこれがあざといということか! と思いました(笑)」
運命の出会いはやっぱりしてみたい
──最近の恋愛事情はいかがですか?
「今は恋愛より仕事モードです。私は恋愛をするとそれに振り回されてしまうタイプで(笑)。例えば彼氏とケンカをすると、そればかり気になって仕事に身が入らなくなったり……そうなる自分が容易に想像つきます。
今は仕事を大切にしたいので恋愛はお休みしたいところですが、でも恋愛って日常生活にあるとものすごく頑張る活力になりますよね。だから今、恋愛をするならお互いにとってプラスになる恋愛をしたい。お互いに仕事の話などをして、高め合っていける関係が理想です。マイナスになる恋愛ならしないほうがいいなって思います。
でも運命的な出会いとか、やっぱりちょっと憧れますよね」
──理想の運命の出会いはありますか?
「実は私の親友が、幼なじみと再会した瞬間にビビッときて、この人と結婚するなって思ったそうです。彼には当時、彼女がいてすぐに付き合うことはなかったのですが、そのうち当時の彼女とは別れ、結局、二人は結婚したんです。そういう話を聞くと、私も運命の出会いがしたいなと思ってしまいます。
実は『バチェラー・ジャパン』に参加してから、男性の趣味がかなり変わりました。以前は本当に外見重視で……(笑)。そのせいで四六時中酔っ払っているような、変な男性とお付き合いしたこともありました。
でも最近はしっかりと中身を見るようになりました。外見はほとんど気にならなくなり、先ほど言ったように仕事の話をして、高め合える人がいいなと」
──ほかに重視する部分はありますか?
「決断力があること。黄さんってすごく決断力と責任感があって、カッコいいなって思いました。30代になって結婚についても考えるので、決断力がある人でないと、いざというときに厳しいのではと思っています。
あとは私が自分の家族をとても大切にしているので、相手も同じくらい家族と仲がいいといいですね」
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現在、恋愛はお休みモードという休井さんですが、可愛らしい話し方や仕草を見ると、男性が放っておかないのではと思ってしまいました。第2弾インタビュー(休井美郷さんが明かす“アイドル時代”の挫折、30代でかなえた写真集の夢「悩んでいる子に勇気を与えたい」)では、お仕事についてのお話を聞いていきます。
(取材・文/酒井明子)
初写真集では、『バチェラー・ジャパン』シーズン4参加からおよそ1年半育み続けた“甘ふわボディ”を堂々と披露! さらにセルフメイク術や、ボディメイク法、私服のこだわり解説、恋愛観インタビューなども収録。1冊で“あざと可愛い”休井美郷さんの全てがわかる内容になっています♪
〈PROFILE〉
休井美郷(きゅうい・みさと)
1991年4月22日生まれ。パン講師としてAmazon Prime Video『バチェラー・ジャパン』シーズン4に参加、最後の2人まで残り注目を集めた。生まれながらのあざと可愛いさで視聴者をメロメロにし、芸能人にもファン多数。「驚くほど女子に嫌われてきた」などの発言が話題となり、テレビ出演も多数。