音楽活動を始めてわずか1年、2021年12月に『Have a nice day』でメジャーデビューした男性アーティストのimaseさん。
スタイリッシュなサウンドと耳に残る歌声が印象的で、ポカリスエットのCMソング『Pale Rain』やJTの『でもね、たまには』など、大型タイアップソングのオファーも次々と舞い込んでいます。
TikTokに投稿したオリジナル曲の総再生回数が20億回を超えるなど、快進撃を続けるimaseさんを支えるモノとは? 取材現場に貴重な“モノ”をご持参いただきながら、思いをたっぷり伺いました。
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地元の友人からもらった特別なプレゼント
──お持ちいただいた“大切なモノ”とはなんですか?
「AirPods Proです。これは、何人かの友達と一昨年の年末に旅行したとき、ご飯でも食べようというタイミングで、プレゼントしてくれました。まったくのサプライズで、びっくりしました。
ケースには、僕のメジャーデビュー曲のタイトルと同じ“Have a nice day”と印字されていて、特別感がありますよね。
もちろん“デビュー、おめでとう”っていう素直な気持ちが込められていると思うんですが、仲がいい友達ならではの、ちょっとしたやり過ぎ感というか悪ノリ、ふざけた感じも伝わってきて(笑)。そういうところも含めて、すごく気に入ってます」
──どんなときに使っていますか。
「これをもらったときは、まだ地元・岐阜にいたのですが、この春に上京してから頻繁に使うようになりました。岐阜での移動は基本的に車だったんですけど、都内では電車に乗ることが増えました。
別に宣伝してるわけじゃないですが(笑)、電車の中でノイズキャンセルの効果を実感します。サラウンドサウンドシステムが搭載されているので、音が立体的に前後左右、上下から聴こえてくるのもいいですね。
常にいろいろな音楽に触れることを心がけているので、どんなときもいい音で聴けるのはいいですね。最近は、バラード系のちょっと泣けるラブソングを作ってみたいなと思っていて、そうした音楽を探すときも役立っています」
現在制作中のバラードも次なるヒットソングの予感
──なぜ、バラードを作りたいと?
「今年3月に、初めての有観客ライブ『POP OVER』を開催したことがきっかけです。これまでSNSを通じてファンの方とつながっていましたが、有観客ライブを初めて行って、僕の音楽を聴いてくださる方を目の前で(リアルで)実感することができました。
ワンマンライブでは、みんなと一緒に盛り上がれる曲や、じっくりと聴けるバラードなど、いろいろなタイプの曲があるといいなと思ったんです」
──生まれて初めてのライブでいろいろな気づきがあったのですね。
「そうですね。ライブが始まる前は、うまく歌えなかったらどうしよう”とか、“そもそもお客さんが本当に来てくださるのか……”など、いろいろと心配でした。
でも、目の前にたくさんの方がいてホッとしましたし(笑)、もちろん緊張はしたけどそれ以上に楽しむことができました。
ただ、ライブの後に映像を見て振り返ると、“もっとお客さんのほうを見て歌えばよかったな”とか、“MCももっとアドリブを利かせられるようにうまくなりたいな”とか、改善したいところがたくさん見つかりましたね」
──音楽活動へのストイックな姿勢がかいま見えます。ところで、ワイヤレス型イヤホンは小さいため、紛失してしまうというお悩みをよく耳にしますが……。
「移動中はずっと身につけていることが多いですし、大切な贈り物なので、失くしそうになったことはありません。ですが、まだ岐阜に住んでいたとき、1度だけ焦ったことがありました。
取材や打ち合わせのために電車に乗ろうと、地元の駅で電車を待っていたら、ぽろっと片方だけ線路に落ちちゃって。かなり焦りましたが、駅員さんにお願いして無事に取り戻せました(笑)」
@imase119 OMG! BTS #Jungkook ♬ NIGHT DANCER – imase
岐阜から上京して数か月、東京の生活と故郷への思い
──上京してから入手した、こだわりのモノはありますか。
「ひとり暮らしをしている部屋のインテリア類はかなりこだわりました。コンクリート打ちっぱなしの壁が印象的な部屋なので、その雰囲気に合うものを自分なりに選びました。
ただ、インテリア選びに時間も手間もかけすぎて、生活に必要な家電に手が回らなくて……。いまだに電子レンジや洗濯機がなくて、ちょっと不便です(笑)。ひとり暮らしだと、設置や搬入のときに立ち合わないといけないのですが、いまはそうした時間がなかなか取れなくて。食事は作る時間がないので、Uber Eatsさんに頼りっきりです(笑)」
──地元や実家が恋しくなったりしませんか?
「まだ上京して数か月なので、それほど感じません。先日、友人の結婚披露宴があり、帰省したばかりというのもあるかもしれないですが(笑)。このAirPods Proを贈ってくれた友達のひとりで、先日の披露宴で僕の曲を歌わせていただいたのですが、こうした形でお返しをすることができて嬉しかったです。
地元の友達とは、距離は離れましたがいつもつながっていると感じます。先ほど言った、初ライブにも仕事などの都合があるにもかかわらず、わざわざ岐阜から東京まで駆けつけてくれました。
デビューしてからはテレビに出演させてもらったり、ドラマの主題歌を担当させていただくようになりましたが、友人たちとの関係性は昔と全然変わらないんですよ。
また、大きなタイアップをいただくと嬉しい反面、プレッシャーも感じます。ライブに関してもまだまだ経験不足で未熟さを痛感し、落ち込むこともあります。
どんなことも、一気にレベルアップできるものではないとわかっているのですが、“プロとしてよいものを届けたい”という気持ちとのキャップを感じて、もどかしい気持ちになるんですよね。
でも、そんなときも、変わらずにいてくれる友達がいるから頑張ろうと思えるし、心の支えになっていますね」
(取材・文/キツカワユウコ、編集/本間美帆)
【PROFILE】
imase ◎岐阜出身で22歳の ”新世代男性アーティスト“。音楽活動開始わずか1年で、TikTokで楽曲をバイラルさせ2021年12月にメジャーデビュー。2022年にはCM主題歌やドラマタイアップにも大抜擢されるなど、いまティーンから絶大なる人気を得ている。『NIGHT DANCER』は韓国配信サイト「Melon」でJ-POP初のTOP20入りを果たし、SpotiifyバイラルチャートTOP50に31カ国ランクインするなど、世界各国でもバイラル中。2023年3月30日には初の有観客ライブ『POP OVER』の追加公演共にチケットが即完売。今秋に自身初のツアー『imase 1st Live Tour』の開催も決定している。Twitter→@imase_1109、Instagram→@imase11_9