いきなりですが、クイズです。
これは、なぞなぞではなく、まじめなクイズです。答えは、とても現実的。
なぜって、実はこれ、過去にGoogle社の入社面接で実際に出題されたものなのです。
さあ、考えてみてください。
なぜ、クイズのような問題が入社面接に?
こんな問題がGoogle社の面接に使われたと聞いて、あなたは、どう思いましたか?
「えっ? こんな質問が面接で?」って思いましたか。
それとも、「さすがにGoogle社、ユニークな質問をする」って思ったでしょうか。
でも、こうしたユニークな質問は、なにもGoogle社の入社面接に限った話ではないのです。
海外の一流企業の入社面接や、一流大学の受験問題には、しばしば、このような「実際に起こりうる場面の解決策」を考えさせるものが出題されています。
なかには、まるで推理クイズのようなものや、とんち、パズルのような問題も。
つまり、海外の一流企業や一流大学は、名探偵コナンや一休さんのような人材を求めているのです。
インターネットで、どんなことでも瞬時に調べられるようになった現代、幅広く一般常識を知っているだけの人は必要ありません。求められるのは、「AIがたどりつけない発想力や課題の突破力を持った人材」なのですね。
さて、冒頭のクイズに戻りましょう。
普通なら、隣人よりも安い値段で売ればよさそうです。でも、現実世界では、それはただの価格競争でしかないし、そもそも、出題のなかで「値引きをすることなく」と値引きは禁止されてしまっています。
では、いったい、どうしたらよいのでしょう?
私は、この問題を知ったとき、「自分の商品に魅力的なオマケをつける」という答えを考えました。例えば、その不用品に商店街の値引き券をつけたり、有名人のサインを添えたりすれば、すぐ隣で同じ品物を40ドルで売っていても、こっちの品を買ってもらえるのでは。
自信満々に答えを見ると、ものの見事に不正解でした(笑)。考えてみれば、おまけをつけるのは、「商品の諸条件はまったく同じだとして……」という部分に違反しているのかもしれません。
Google社が用意していた解答は、この品物にオマケや付加価値をつけることなく、100ドルで売ることができる方法でした。
では、そろそろGoogle社が用意していた答えを紹介しましょう。