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昭和レトロブームで大人気のはずが、昔ながらの駄菓子店が絶滅の危機にある不思議

SNSでの感想
親には言えないことを打ち明けてくれる子もいた(写真はイメージ)
目次
  • 昔ながらの駄菓子店は次々と廃業
  • 流行っているように見えるのが悔しい
  • 駄菓子店は日本ならではの大切な文化

 小学生のころ、学校が終わるとお小遣いの50円玉を握りしめ、駄菓子店に走った。『チョコバット』『のしいか』『キャベツ太郎』などを買い食いし、メンコやアイドルのブロマイドを集めも。店番のおばあちゃんはいつも優しく迎えてくれた。駄菓子店は小学校の学区も学年も超えて子どもたちが集う、大人が踏み込めない「聖域」だった。

 最近、『昭和レトロ』ブームが追い風となり、昭和の面影を残す昔ながらの駄菓子はなおも根強い人気で人々を魅了している。

テーマパーク内にある昭和スタイルの駄菓子店はどこも大人気です」(旅行ガイドブック編集者)

 だが、その一方でかつて小学校の前や近所の民家の一角にあった“本物”の駄菓子店は次々に姿を消している。

昔ながらの駄菓子店は次々と廃業

店主の高齢化や住宅の建て替えなどで、昭和40年代、50年代にあったような昭和スタイルの駄菓子店は数を減らしており、今ではかなり珍しい存在です

 そう指摘するのは駄菓子屋ハンターの土橋真さん。

 埼玉県川越市で70年近く駄菓子問屋を営むあらいさんも、ため息をもらす。

問屋から見ても、駄菓子店が次々に減っているのを実感しています。後継者がいない店主の高齢化などが原因で、廃業してしまうんです

 時代が変わり、駄菓子店以外の職業の選択肢ができたことも要因とみられる。

「昔は働きたくても子どもを預ける先がない女性や高齢者が、自宅でできる仕事として駄菓子店を営むこともありました」(あらいさん、以下同)

あらいさんの店の一角。駄菓子の種類は豊富で珍しい駄菓子が見つかるかも

 令和の今、駄菓子店の経営は非常に厳しいという。

「まず、賞味期限の問題。駄菓子は単価が5円から商品がありますが、仕入れは100個から。売り切るまでに日数がかかり賞味期限が切れて、その結果、廃棄することも非常に多い」

 次に消費税の問題。

「駄菓子店で消費税を取るのか、と言われることもあります。駄菓子店も小売店、消費税の納税義務があります。高齢の店主で消費税をサービスしているところもありますが、それはお店の負担にもなっているんです」

 自転車を無造作に店の前に止めたり、子どもたちの声に近所からクレームが入り、遅い時間までたむろすることを心配する声もあるという。

「駄菓子店だけでなく、メーカーの問題もあります。多くは中小零細企業で家族で経営しているところも多く、作り手が高齢化したり、機械が壊れて廃業するところもあります。そうなると珍しい駄菓子、懐かしい駄菓子はどんどん減っていきます

 あらいさんは、そんなやるせない心情を吐露する。

 土橋さんも説明する。

多くの駄菓子メーカーでは製造できる数が少なく、納品数は限られています。ですが、駄菓子を食べる人、買う人が増えており、商品の奪い合いが起きてしまい、商品をコンビニやディスカウントショップなど大手が直接メーカーから買い占めてしまえば、問屋には入ってこない

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