気持ちはすでに「ファイナリスト」なのだが、くまモンはさっそく、さらなる「イケメソへの努力」を始めた。まずは、エントリーした勢いでそのまま筋トレに向かう。
続いてお肌の手入れにいそしみ、鏡をのぞき込んで笑顔の練習も。
努力はそのあとも毎日、続けていた。
「教養も身につけるモン」
というわけで読書にもいそしんだ(が、すぐに寝落ちしていた・・・らしい)。
書類審査の結果は!? イケメソへの道は開かれるのか
まずはBEST1000に選ばれるかどうかが最初のハードル。ところがくまモン、まったくその日程を気にしていない。
「ねえ、くまモン。BEST1000が決まる書類審査のこと、覚えてる?」
くまモン隊が聞いても上の空。
「また殺陣の先生のところに習いに行ったほうがよかかモン?」
今年の誕生祭のステージで見事な殺陣を披露したくまモン。もしかして、アクション映画とか時代劇からのお誘いを期待している?
「いや、それはBEST1000に選ばれてから考えようね」
そして、運命の4月下旬。BEST1000に選ばれると、その証にJUNON編集部から、「ヘキサゴンピース」なるものが届くという。
はたしてくまモンのもとには……。
「わー、ピースが届いた~」
ホッとするくまモン隊。
「ほら、くまモン。BEST1000に選ばれたよ」
「当然かモン?」
落ち着きはらっているくまモン。
「ボク、筋トレしてくるモン」
広い背中を見せながら、くまモンは悠々と歩いていった。
次は5月下旬に東京予選がある。もちろん、くまモンは東京予選も突破するつもりでいる。
──今の意気込みを教えてください。
「ジュノンボーイになって、本物のイケメソになるモン!」
挑戦は始まったばかり。くまモンは、ジュノンボーイの座を勝ち取ることができるのだろうか。
(取材・文/亀山早苗)