初の長編監督作品『メイク ア ガール』を制作
──SNSに投稿するショートアニメは、完全に1人で制作されているんですよね?
「そうです。設定やシナリオを決めて、2~5日間くらいの期間で制作しています」
──お1人でつくっているにもかかわらず、制作スピードがとても早い!
「なるべく時間を優先してつくるようにしているんですよ。こだわるとキリがないので。自分の中で最低限越えなければならないクオリティラインを引いて、そこを越えたらあとはもうこだわりすぎずに投稿するようにしています」
──現在は長編アニメの制作にチャレンジされていますが、どんなアニメをつくっているのですか?
「もともとラノベで書いていた『メイクラブ』という作品を、映画の予告のような自主制作ショートアニメとしてYouTubeなどに公開していました。今作っているのは、この作品を長編アニメ化した『メイクアガール』です。2024年夏の劇場公開を目指して、制作を進めています」
──『メイクアガール』はどのようなストーリーなのでしょうか。
「科学的に彼女をつくりだしたアホな天才高校生・明と、彼が作り出した人造彼女・0号を中心としたストーリーを描いています。長編アニメ化するにあたっては、ラノベで書きたかったテーマにもしっかりと迫りながら、考察の余地を大きく残したアニメになっていると思います。ぜひさまざまな角度から楽しんでもらえたら嬉しいです」
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第2弾では、長編アニメ『メイク ア ガール』制作への想いや、若手クリエイターとして海外作品について考えること、などに迫る。
(取材・文/市岡光子、編集/FM中西)