「ここでは〇〇をしないでください!」とお願いをしたり、反対に「ここでは〇〇してください」と依頼したりすること、ありますよね。そんなとき、単にお願いするだけでみんなが言うことを聞いてくれれば、何も問題はありません。
でも、なかなかそうはうまくいきませんよね。必ずといっていいほど、お願いを守ってくれない人がいるものです。そんなとき、ヘタに強くお願いすると、相手は余計に意地になってしまったり、逆ギレされたりすることもあるかもしれません。
では、いったい、どうすればよいのでしょう?
そこで今回は、あるアイデアによって「スピード違反する人」を激減させた、“逆転の発想”についての話です。
厳しく取り締まっても、なかなか減らないスピード違反
これはスウェーデンの首都、ストックホルムでの話です。
スピード違反をするドライバーが多く、道路に速度測定のカメラを設置し、厳しく取り締まりましたが、なかなか違反者が減りませんでした。
そこで発想を切り替えて、あることを実施してみました。すると、効果テキメン! 違反者の数を減らすことに成功したのです。
さて、ここで問題。
【問題】厳しく取り締まりをしても減らなかったスピード違反者を減らすことに成功したのは、いったいどんな方法だったでしょう?
ちょっと考えてみてください。
ヒント:違反者に罰を与えるのではなく、制限速度を守ってくれた人たちが得をするようにしました。
では、シンキングタイム!