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BOOK

辛辣なタイトルが話題、低スペック女性のための実用書『馬鹿ブス貧乏』の著者・藤森かよこさんとは何者?

SNSでの感想
藤森かよこさん 写真/本人提供
目次
  • 馬鹿ブス貧乏シリーズの誕生理由。本当はこのタイトルはイヤだった!?
  • 男女平等賃金を受け取って生き延びると決めてつかんだ「33歳での正規雇用」
  • 大学教員は「信じられないような人ばかり」の真意とは?
  • 時代は確実によくなっている。今の若者は「いい人」が多い
  • これから生き延びるのは「いい人」であるワケ

“低スペック女性”に向けた学術的実用書『馬鹿ブス貧乏』シリーズ三部作の著者、藤森かよこさん。

 1作目の『馬鹿ブス貧乏で生きるしかないあなたに愛をこめて書いたので読んでください。』は、辛辣なタイトルと、過酷な時代を生き抜くためのユニークなアドバイスが話題を集め、amazon「フェミニズム部門売れ筋No.1」を獲得。2022年10月に三部作の3作目となる『馬鹿ブス貧乏な私たちが生きる新世界無秩序の愛と性』(すべてKKベストセラーズ刊)が発売になりました。

 スペックが低いと自認するのは「感受性が高い女性」と言う藤森さん。歯に衣着せぬ毒舌的な言葉に見え隠れするやさしい眼差しは、「かよこ節」として、読者に愛され、支持されています。

「私の本なんか大っ嫌いって人もたくさんいますよ。上野千鶴子さんからも差別的なタイトルとお叱りを受けました」と笑います。

 藤森さんが波乱の半生の中で培った独自の人生観について「かよこ節」で語っていただきたく、藤森さんの著作のファンで「馬鹿ブス貧乏」当事者である筆者が、遠慮なく根掘り葉掘り質問をぶつけてみました。

馬鹿ブス貧乏シリーズの誕生理由。本当はこのタイトルはイヤだった!?

──馬鹿ブス貧乏本が誕生した経緯について教えてください。

「馬鹿ブス貧乏黄色本(2019年に刊行された1作目『馬鹿ブス貧乏で生きるしかないあなたに愛をこめて書いたので読んでください。』)のあとがきにも書いたけど、私のブログを見てくださった方が、編集者の鈴木康成さん(KKベストセラーズの馬鹿ブス貧乏シリーズの担当編集者)に紹介してくれたんです。その縁で“1冊書きましょう”って。どんなものを書きたいですか? と聞かれたので、66年の自分の人生を振り返って、あまりスペックが高くない人向けの本なら書けるという流れでした

──馬鹿ブス貧乏というタイトルは強烈ですね?

本当は馬鹿ブス貧乏ってタイトルをつける気はなかったんですよ。あんまり否定的なことは言いたくないからさ。そらそうですよ。馬鹿だと思ってると本当に馬鹿になるかもしれないしさ。ブスだブスだと自分のことを思っていたら、いよいよ本当にブスになるかもしれないし。貧乏だと思ったら本当に貧乏になっちゃうかもしれない」

──ではなぜ……?

このタイトルが売れるんだって(笑)

──読者はどのような方が多い印象ですか?

基本的に向上心のある女性だと思いますけど。自分の人生を捨てていないというか。少しでも自分の力でよくしたいと考えている人たちだと思いますけどね

──馬鹿ブス貧乏というタイトルのシリーズは三部作で完結とのことですが。

「ポリコレの言葉狩りと闘う気はありません。でも、これからもスペックの低い女性、つまり読書習慣があって向上心がある女性に向けた本は書きます。馬鹿ブス貧乏読者の中には、とても鋭い読者もいます。なめてかかっかかっちゃいけないし、手を抜いて書けない。今回の新刊も一度全部書き直しをしましたから

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