料理も企画も、共通点は“因数分解して考える”?
仕事でも、友達といるときでも、フラットな自分でいることで楽になれた長崎さんには、プライベートで楽しみにしていることがある。それはゲームと料理だ。料理については、好きが高じて調理師免許まで取ったというハマりっぷりだ。
「最近、食べたい欲よりも人に振る舞いたい欲が上回ってきている。とにかくおいしい料理を作って、食べてくれた人の笑顔をみて喜ぶという、キモキモ独身男性に仕上がってきました(笑)。
お店で食べた味を再現するのが好きで、プロの作ったものには遠く及ばないんですけど、わりと近いものにはできます」
友人に振る舞った料理の中で、印象に残っているのはハヤシライス。
「友達と“ハヤシライスって、結構どれも味が一緒じゃない?”という話になって、ハヤシライスについて改めて考えてみたんですけど、玉ねぎをいっぱい使っている料理だということに気づきました。
だから、とにかく大量の玉ねぎを使ってルーに入れて。さらに、新玉ねぎを輪切りにしてオーブンで焼き、岩塩とオリーブオイルをかけて、ハヤシライスの上に乗せてみました。エビが好きな友達だったので、最後にエビクリームも作って、味変できるようにしました。
食材費は僕持ちで、食べる友達からは“支払ってもよいと思った金額をもらう”というルールでやっています。あくまで趣味なのですが、とにかく“おいしいと言ってもらいたい”という、謎のエネルギーが働いています」