リクエストの自演はしてません(笑)
──すき家RADIOのリスナーの傾向を教えてください。
「基本的には老若男女、幅広い世代の方に聴いていただいています。 すき家の客層も幅広いのでリスナーも偏りがなく、おかげさまで全世代に受け入れられているようです。すき家を頻繁にご利用いただいている方はもちろん、たまたまお立ち寄りいただき、放送を耳にしてリクエストを送ってみた、という方もいらっしゃいます」
──ほかの牛丼チェーン店と比べてすき家は早くからテーブル席を導入したり、ロードサイドに出店していたので、幅広い世代のリスナーがいるというのは納得です。
「すき家を展開するにあたって、郊外型の店舗ではファミリーで楽しめることを大事にしてきました。親世代のリスナーさんから、実家を離れて遠方で暮らすお子さまへのメッセージを添えたリクエストをいただくこともあります」
──気になるリスナーからのリクエストですが、数はどのくらい来ていますか?
「こちらは本当につまらない返答で申し訳ないのですが、公表してないんですよ……」
──なんと!
「これだけの数のリクエストをいただいているので、私個人としてお伝えしたいのはやまやまですが、いろいろな事情がありまして……」
──了解しました。では、ちょっと意地悪な質問ですが、番組が始まったばかりのころはリクエストの自演などもやったりしましたか?
「ありがたいことに、最初から多くのリクエストをいただいていたようで、幸いにしてスタッフの自演もなかったと聞いております。この件については私も少し気になっていたので、聞いてみたことがあるんですよ(笑)」
「すき家RADIOを家でも聴きたい!」という熱心なファンも
──ちなみに、人気のあるリクエストテーマなどはありますか?
「やはり、季節感のある卒業ソングやクリスマスソングは多くの方からリクエストをいただきます。アニメの主題歌や、年代ごとの懐かしソングも人気がありますね」
──すき家RADIOにリクエストを送るには、まず「すき家モバイル会員」に登録する必要があるのでしょうか?
「そうですね。若干のお手間にはなりますが、採用された方には特別なクーポンを配信しています。また、会員登録をすると毎週金曜日にお得なクーポンが配信されますので、採用されなかった方にも少しでもメリットを還元できると考えています。『すき家モバイル会員』については、すき家RADIOにご興味のない方も、ぜひチェックしていただければと思います」
──リクエストを受け付けるメールアドレスや、店内に専用のハガキなどが用意されているわけではなく、会員登録をすませたうえでリクエストを送ってくれるということは、“すき家愛”の高いリスナーが多いということですね。
「そうなんです。ひとつハードルを越えたうえでリクエストをくださるわけですから、大変ありがたいかぎりです。リクエストが番組内で採用された方には、牛丼お食事券5枚(※時期によって変更あり)をプレゼントしています」
──現状、すき家RADIOはすき家の店舗でしか聴けないんですよね。ネット上には「すき家RADIOを家でも聴きたい!」といった熱心なファンの声もありました。
「私もWebでの販促活動をメインに手がけている部署に所属しているので、可能であればすき家RADIOのアーカイブなどもやりたいと考えていますが、実現できていません……。リクエストが採用された方がいつでもWeb上で聴ければ喜んでいただけると思うので、挑戦してみたいと思っています(笑)」
インタビュー後編では、みなさんお待ちかね、番組パーソナリティの高森浩二さんにもお話を伺ってきました!
【後編:「すき家RADIO」が長く愛される理由とは? “元気モリモリ”でおなじみのパーソナリティー・高森浩二さんを直撃!】
(取材・文/松山タカシ)