HIPPY自身も今回のヒットに感激「これからも一生懸命に歌っていきます!」
このようなヒット現象について、HIPPY本人は次のようにコメントしてくれた。
「『君に捧げる応援歌』は、年齢も重ね、生活も厳しく次の道を選ぶしかないのかなと思ったときに、音楽活動に終止符を打つべく自分に向けて書いた曲でした。
そんな中で、この(ヒットしつつある)状況に気づいてなかったので、僕自身ビックリしています。この曲に出会ってくださった一人ひとりが自分の曲にしてくださり、大切な方に送ってくださり、人から人へ、大切につながっていったんだと思っています。悩み抜き諦めた思いがこんなにも広がり、心からうれしく思います。
音楽を諦めかけた僕でしたが、今も歌い続けていられることに心から感謝しています。これからも変わらずコツコツ歩んでいきながら、一生懸命に歌っていきます!」
'08年の「キセキ」(GReeeeN)、 '10年の「あとひとつ」(FUNKY MONKEY BABYS)など、野球関連のエールソングは、今も定番として長く愛されている。強いメッセージ性を持つHIPPYの「君に捧げる応援歌」が、そんな存在になる可能性は大きい。
ちなみに、3月1日には新曲「We Can Make It」を配信リリース。こちらは、横浜DeNAベイスターズ牧秀悟選手のオリジナル登場曲となっており、気分を高揚させるアップテンポのナンバーだ。
HIPPYがブレイクに近づくことは、長年の夢を追い続けるすべての人たちの励みになるはずだ。
(取材・文/人と音楽をつなげたい音楽マーケッター・臼井孝)