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雑学・教養

大谷翔平、明石家さんま、野沢雅子──レジェンドたちのサインにまつわる「神対応」伝説

SNSでの感想
(左から順に)明石家さんま、大谷翔平、野沢雅子
目次
  • さんまさんの神対応の発祥は“割り箸袋事件”
  • 金網にボールを押しつけて「サイン、プリーズ!」
  • 声優界のレジェンドと遭遇

「ファンなんです! サインしていただけませんか?」

 顔が知られた有名人なら、町を歩いているときや外食中に、そう声をかけられることがあります。

 そんなとき、スーパースター級の彼らは、どういう対応をするか?

 今回は、そんな「有名人のサイン」にまつわる、特に「神対応」な人たちの話です。

◇   ◇   ◇

さんまさんの神対応の発祥は“割り箸袋事件”

 有名人の「サイン神対応」と聞いて、最初に頭に浮かぶのは、やはり明石家さんまさんではないでしょうか。さんまさんは、たとえ移動中やプライベートな時間であっても、可能な限り、絶対にサインを断らないことで知られています。

 新大阪駅の新幹線ホームには、さんまさんの移動時間を知る大勢のファンが、色紙を持って待ち構える光景が見られることがあるといいます。

 そんなファンたちは、さんまさんを見つけると叫びます。

「師匠! サインお願いします!」

 声をかけられたさんまさんは、「あいよ!」と気軽にそれに応じます。

 そんな調子ですから、すぐにサイン待ちの行列ができてしまいます。それでも、さんまさんはイヤな顔ひとつせずに、新幹線の発車時間ギリギリまで次々とサインに応じていくのです。

 さんまさんがサインを断らなくなったのには理由があります。

 それは、有名な「割り箸袋事件」。

 あるとき、食堂でサインを頼まれたさんまさん。しかし、相手が差し出してきたのは色紙どころか、そのお店の割り箸袋。

 内心、「失礼なやっちゃなあ」と思いながらも、割り箸袋にサインをしました。

 そんなことがあってから20年後のこと。新幹線に乗っているときに、ひとりの男性に声をかけられたさんまさん。聞けば、「自分は20年前、食堂で割り箸袋にサインをしてもらった者です」と。そして、財布からそのときの割り箸袋を取り出すと、「今でも宝物です」と見せてくれたのです。

 なんと、20年前にサインした割り箸袋を今でもずっと、大切に持ち歩いているとは!

 驚いたさんまさんは、以来、「どんなサインも断ったらダメだ」と心に誓ったのでした。

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