金網にボールを押しつけて「サイン、プリーズ!」
神対応ぶりがしばしばニュースになる、メジャーリーガー・大谷翔平選手もまた、ファンからのサインを断らないことで知られています。
例えば、試合前グラウンドで練習をしているとき。大谷選手がベンチの近くに戻って来ると、ベンチのすぐ横のスタンドには、「サインお願いします」と日本語で書かれた紙を掲げる、たくさんの子どもたちの姿が。メッセージが日本語で書かれていることから、それが大谷選手へのものだとわかります。
それを見た大谷選手が歩み寄ると、子どもたちは狂喜しながら、持参した野球ボールを金網に押しつけます。大谷選手は、そのボールへ金網ごしにサインするのです。
たとえ相手チームの帽子をかぶった子どもであっても、笑顔でサインに応じる大谷選手のこの姿は、もうメジャーではおなじみの光景なのです。この大谷選手の「即席サイン会」は、先のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも見られました。
例えば、「メジャーリーガー大谷」が初見参した「侍ジャパン強化試合」(3月6日・京セラドーム大阪)の日本代表対阪神タイガースの試合前。
打撃練習を終えて、もうすぐ試合が始まるというタイミングで、スタンド最前列には大谷選手にサインを求めるファンが殺到しました。たとえ「強化試合」とはいえ、試合直前のタイミングです。本来は失礼な話ですが、大谷選手は満面の笑顔でサインに応じていました。