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芸能

石橋静河、『舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド』にかける思い 「ダンサー」と「役者」ふたりの自分

SNSでの感想
『舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド』に出演する石橋静河さん 撮影/松島豊
目次
  • 憧れの演出家と柔軟性のある作品づくりを
  • 舞台は、お客様と俳優が想像して作る世界なのが魅力
  • 俳優は、役の隣に立って、代弁する仕事

 凛(りん)とした佇(たたず)まいが美しい、俳優の石橋静河さん。5月から、東急歌舞伎町タワー(東京都新宿区)の「THEATER MILANO-Za(シアターミラノザ)」のこけら落とし公演『舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド』に出演します。

 稽古中の現在の心境、また俳優として大切にしていることなど、お話を伺いました。

憧れの演出家と柔軟性のある作品づくりを

──この舞台の出演オファーが来たとき、どんな気持ちでした?

「実は、(アニメの)『エヴァンゲリオン』を観て育ってこなかったのですが、とてつもない作品だということは知っていました。

 これに挑戦するのは怖いなと思ったのですが、お芝居の仕事を始める前から、(本公演の原案・構成・演出・振付を手がける)シディ・ラルビ・シェルカウイさんの作品を観ていて、いつか何かの形で一緒にお仕事をさせていただきたいと思っていたんです。今はお芝居をする役者として、この場で出会えたのがうれしいです」

制作発表の様子(前列左から2番目、石橋静河さん) 撮影/松島豊

──憧れの演出家の稽古を受けてみて、何か感じていることはありますか?

「まだ稽古4日くらいで動きの部分がメインになっています。芝居の部分はまだ掘り下げていないのですが、シェルカウイさんは、“これをやってくれ”と早くに答えを出そうとする方ではないです。

 シェルカウイさんや私たちの中で浮かんだインスピレーションを形にして、“これがうまくいかないなら、こっちでやってみよう”と、どんどん試していく感じで、その柔軟さが面白いです

──稽古をしていて、何か発見はありましたか?

「今回の舞台は、ダンサーのチームが大きくこの作品に貢献しているのですが、私はお芝居を始める前はダンサーの道に向かっていた時期があったので、稽古場に “ダンサーを志していた自分”と、お芝居を始めて“役者としてここに立っている自分”のふたりがいる感じがしています

◇  ◇  ◇

 “ダンスをしていた過去の自分”と“俳優として活動している今の自分”を感じながら、舞台を作っていく作業は、石橋さんの俳優人生において、何か大きな意味を持ちそうですね。

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