時代や環境が変わっても「変わらない」お菓子づくりを

──では最後に「ギンビス」がこれから目指すお菓子作りを聞かせください。

「お菓子に夢を!」を合言葉に、お菓子の存在意義を「食品」としての枠にとどめず、知育性やコミュニケーション性、エンターテインメント性などを付与した商品作りを目指したいと思っています。

「たべっ子どうぶつ」をはじめ、弊社の商品は世代を超えて愛され続けているお菓子だと自負しております。私自身も、学生時代に保育園でアルバイトをしていたときに「たべっ子どうぶつ」がおやつに出ていたことや、結婚して主人とスーパーに買い物に行った際「たべっ子どうぶつ」を見つけて思い出話をしたこともあり、多くの人にとって共通の思い出があるお菓子なんだなということを実感しています。

「たべっ子どうぶつ」は永久に不滅です! 提供/ギンビス

「アスパラガスビスケット」は55年、「たべっ子どうぶつ」は45年、「しみチョココーン」は20年と、どれも長きにわたって販売している商品ですが、世界的に見ても100年以上続いているロングセラーのお菓子はほとんどないと思うので「100年ブランド」を目指していきたいですね。

──確かに、これだけ長くひとつの商品があり続けることは、変化の多い今の時代では珍しいことかもしれません。私も、祖母からおやつに「たべっ子どうぶつ」をもらったのが最初の記憶なので、成長とともにあるお菓子だなという印象です。

 弊社は「親子3世代」という言葉をよく使うのですが、おじいさま、おばあさまからお孫さんへと、ご家族みなさんで楽しんでいただけるお菓子ということを大切にしています。

 また、味と品質を変えないことに価値があると考え、そこに注力しています。時代や環境が変わっていく中でも「変わらない」お菓子作りをこれからも続けていきたいです。

(取材・文・撮影/根津香菜子、編集/福アニー)

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【インフォメーション】
「たべっ子どうぶつ」のどうぶつが登場する初の占い本『たべっ子どうぶつ占いBOOK』(双葉社刊)が全国の一般書店で発売中。12種のどうぶつたちから自分のキャラクターを見つけ、自分のことがわかる本質占いから、気になる相手との相性がわかる相性占いまで、読み応えたっぷりの一冊(監修:⻘木良文)なので、こちらもチェックしてみてください♪