アメリカの一大イベントメニューを手作り♪

──以前、宮沢さんのSNSで、手作りのチョコチップクッキーを撮影現場に持って行かれたという投稿を拝見しましたが、他によく作るものはありますか。

 スイーツではないんですけど、この間友達が何人かうちに来たときに、「バッファローチキンウィング」という料理を作りました。素揚げやグリルした手羽先を、スパイスの効いた甘辛いソースで味付けしたアメリカでは定番のメニューなのですが、向こうでは「スーパーボウル」というアメリカンフットボールの一番大きな試合があって、その日にみんな食べる恒例のチキン料理なんです。それを作ってみようと思い、パプリカの粉やガーリックパウダー、アメリカで買ってきたスパイシーソースも混ぜて、オーブンでカリカリになるまで焼きました。

宮沢氷魚さん 撮影/junko

──聞いているだけでおいしそうですね! 作り方はどうやって知ったのですか?

 ネットでレシピを調べました。でも、ガーリックパウダーって日本はあまり売ってないんですよ。なので、そのときはすりおろした玉ねぎを加えて、ちょっと自己流にアレンジしてみました。

 基本的に「バッファローウィング」は家で作るものじゃなく、出前するかお店に食べに行くものなので、それを自分で作れたっていうのは結構達成感がありましたね。

──「バッファローウィング」は行事食やイベントメニューのようなものなんですね。

 そうなんです。それに一人で食べるものではないので、そのときはちょうど友達が来たタイミングでもあったから一から作ってみたいなと思って。みんなで食べるからおいしいものってあるんじゃないですか。この「バッファローウィング」は、まさにそういう食べ物なんです。

(取材・文/根津香菜子、編集/福アニー、撮影/junko、ヘアメイク/吉田太郎(W)、スタイリスト/庄将司)

【Profile】
●宮沢氷魚(みやざわ・ひお)
1994年4月24日生まれ、アメリカ・サンフラシスコ出身。2015年に、第30回『MEN'S NON-NO』専属モデルオーディションでグランプリを受賞しモデルデビュー。17年にTVドラマ『コウノドリ』で本格的に俳優デビューを果たす。その後も数多くの映画やドラマに出演し、映画『エゴイスト』(23年)で第16回アジア・フィルム・アワード最優秀助演男優賞を受賞した。6月から始まる舞台『パラサイト』に出演。

【Information】
●映画『はざまに生きる、春』
監督、脚本:葛里華
出演:宮沢氷魚、小西桜子、細田善彦、平井亜門、葉丸あすか、芦那すみれ、田中穂先、鈴木浩文、タカハシシンノスケ、椎名香織、黒川大聖、斉藤千穂、小倉百代、渡辺潤、ボブ鈴木、戸田昌宏
公開日:2023年5月26日(金)
(C)2022「はざまに生きる、春」製作委員会

映画公式サイト:https://hazama.lespros.co.jp/